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読書「運命の書」ブラッド・メルツァー

2013-09-07 16:03:41 | 読書

                
 フロリダ州デイトナ7月4日。ペプシ400のレースでスタートの合図をするマニング大統領に随伴していた補佐官ウェス・ホロウェイは、大統領を狙ったと思われる銃弾に顔の一部を吹っ飛ばされる。

 大統領は幸い難を逃れたが、次席補佐官ロン・ボイルは死亡した。事件から8年後、偶然ボイルに遭遇する。このまさかから、なにやら陰謀めいたものが浮かんでくる。FBI、CIA、シークレット・サービスに付け回られる元大統領補佐官ウェス・ホロウェイ。しかし、ウェスも真相を暴き始める。

 この謎めいた展開とゴシップ欄担当の新聞記者リズベスとともに、クロスワード・パズルの片隅に描かれているメモの謎を追う。やがて明らかになるのは、FBI,CIA、シークレットサービスそれぞれの悪巧みのメンバーをひっくるめてザ・スリーといい、やがてザ・フォーの存在が明らかになってくる。衝撃的なザ・フォーだ。

 わたしはこの作家の本を全部読んでいて極上のエンタテイメントだと思っている。特に若い女性の描き方が気に入っている。この本でもリズベスが興味深い。

 それと、カナダのシンガソングライター、レナード・コーエンの歌詞の引用が印象的だ。「神はすべてのものにひびを入れる。そうやって光が差し込む」
そのコーエンの「ハレルヤ」を’どうぞ!

コメント
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