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ドン・ウィンズロウ原作でこの作家贔屓のオリヴァー・ストーンが監督して作り上げたエンタテイメント。原作通りに展開する。
男はすべて野蛮で好色。女は男の犠牲者。大麻の栽培で大儲けしているチョン(テイラー・キッチュ)と相棒のベン(アーロン・ジョンソン)、それに共通の恋人O(オウ)ブレイク・ライヴリー。
そこへメキシコの麻薬組織バハ・カルテルからネットで首なし死体と転がる首の映像が送られてくる。そのあと提携話が持ち込まれる。それを拒否。有無を言わさない手段は、Oの誘拐だった。
さあ、黙っていることは出来ない。野蛮人には野蛮が丁度いい。バハ・カルテルの麻薬取引の金の強奪。ネットで金の流れを偽造して、側近の裏切り者作りなどなんでもあり。
バハ・カルテルの女首領エレナ(サルマ・ハエッタ)が女の唯一の野蛮人。エンディングが二つ用意してある。その意味は観てから考えるのもいい。
さて、ジョン・トラヴォルタとベニチオ・デル・トロは何をしているのか。トラヴォルタは、捜査官でバハ・カルテルの顧問的存在。いわゆる悪い警官。
デル・トロは、バハ・カルテルの幹部で首を切ったりする役目。悪いやつらばかりが出てくる映画も珍しい。
それにトラヴォルタのおでこが禿げ上がっていて別人のように見えた。かつての颯爽とした風貌は消えうせてしまった。
デル・トロ独特のあくの強い演技は相変わらず健在のようだ。
主役三人テイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライヴリーたちの存在感がいま一つの感は否めない。女優のブレイク・ライヴリーなどは、あまり印象に残らない。
皮肉な見方をすれば、トラヴォルタとデル・トロに出演料が取られてしまって、主役三人は、あまり有名どころを使えなかったと言う感じだ。たしかに、主役三人の名前で観客を呼び寄せるのには無理がある。そんなことを気にしなければ、結構楽しめた。
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監督
オリヴァー・ストーン1946年9月ニューヨーク生まれ。
キャスト
テイラー・キッチュ1981年4月カナダ生まれ。
アーロン・ジョンソン1990年6月イギリス、イングランド生まれ。
ブレイク・ライヴリー1987年8月カリフォルニア生まれ。
ジョン・トラヴォルタ1954年2月ニュージャージー州イングルウッド生まれ。
ベニチオ・デル・トロ1967年2月プエルトリコ生まれ。
サルマ・ハエッタ1966年9月メキシコ生まれ。