6頭立ての駅馬車が吹雪の気配に追われるように疾走する。その駅馬車を阻止するように道の真ん中に立つ男、賞金稼ぎのマークス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)。
駅馬車の御者が言うには「これは貸切だ。貸切主と交渉してくれ」。貸切主はジョン・ルース(カート・ラッセル)。
ルースは首吊り人で今手錠につながれているのが、悪党を率いる女ディジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)でレッドロックという町へ連れて行くところだという。話はうまく出来ていて、ルースとウォーレンは昔ステーキを一緒に食ったという。ウォーレンが運んでいた死体を屋根に載せて駅馬車は雪原を行く。
途中でまた一人の男レッドロックで保安官になるというクリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)が乗客の仲間入り。やがて荒野に建つ「ミニーの紳士服飾店」に着き吹雪を避けるため馬は馬小屋に、人間は店に避難する。
そこには先客がいた。オズワルド・モブレー(ティム・ロス)、ジョー・ゲージ(マイケル・マドセン)、サンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン)、ボブ(デミアン・ビチル)たちだ。
ここの家主はミニーで、留守を預かるというボブの話に疑問を持つマークス・ウォーレン。さらに首吊り人のジョン・ルースがいう「この中に女を助け出す仲間がいる」。
妄想と受け止められていたが、それも確かなものに思え始めたウォーレン。吹雪に閉じ込められた8人の男と女。謎が徐々に解け始めると同時に容赦のないバイオレンスが炸裂する。おびただしい血が流れる。生き残った人間は一人もいない。胸糞が悪くなる人もいるかもしれない。
ニガーやメキシコ野郎など差別語が満載。 ではあるがエンタテイメント性豊かな西部劇だった。音楽は、エンニオ・モリコーネが担当して2015年のアカデミー賞作曲賞受賞とあるが、それほどのものなのか私にはよく分からない。
監督
クェンティン・タランティーノ1963年3月テネシー州ノックスヴィル生まれ。
キャスト
サミュエル・L・ジャクソン1948年12月ワシントンD.C生まれ。
カート・ラッセル1951年3月マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ。
ジェニファー・ジェイソン・リー1962年2月カリフォルニア州ハリウッド生まれ。
ウォルトン・ゴギンズ1971年11月アラバマ州生まれ。
ティム・ロス1961年5月イギリス、ロンドン生まれ。
マイケル・マドセン1958年9月イリノイ州シカゴ生まれ。
ブルース・ダーン1936年6月イリノイ州シカゴ生まれ。
デミアン・ビチル1963年8月メキシコ生まれ。
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