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マンハッタンにある大手のピアソン法律事務所に勤めるマイク・ロス(パトリック・j・アダムス)は、学歴詐称問題で追い詰められる。
2011年6月から始まったこのドラマ。当初約400万人の視聴者を集めていたが、シーズン5の最終話では約170万人と落ち込んでいる。視聴者は飽きっぽいのか、作品に魅力がなくなったのか。
ハーバード大学卒しか 採らないピアソン法律事務所に、大学の法科を退学処分になりマリファナを運んだりバイクのメール便のアルバイトで糊口をしのいでいたマイクが紛れ込んだのがことの始まり。
マイクの素材に惚れ込んだハーヴィー(ガブリエル・マクト)が強引にハーバード卒として自分のアソシエイトとした。ハーヴィーの持ち前の強引さとマイクのいわゆる六法全書全文丸暗記という記憶力のお陰で顧客のニーズに応えていく。
法廷闘争よりも、示談解決が多い。法廷は手間がかかるというのがその理由。従って法律事務所でありながら法廷場面はほんのお情け程度。ケチな犯罪の弁護はしない。大手企業との契約が主流。
ということは内部の人間関係に焦点を合わせてあり内部抗争や社内恋愛はご法度なのに結構裏でこそこそやっている。ハーバードの連中も人間に変わりないからなあ。
マイクが学歴詐称で起訴され、学歴詐称を知っている事務所の代表者ピアソン(ジーナ・トーレス)、当事者といえるハーヴィー、教育係りも担当していたルイス(リック・ホフマン)たちも同罪で裁かれる危険があり事務所崩壊の危機に直面。
裁判は最終弁論をマイク自ら行い、陪審員の評決を待つばかりとなった。こういう立場に置かれると人間誰しも悲観的になる。マイクは、もし有罪判決なら累を事務所に及ぼすと危惧し、検察との司法取引で罪を認め2年の刑期でこの問題の決着を図る。
こういう風にマイクを刑務所に入れないと、物語が続けようがないのかもしれない。ちなみに評決は無罪だった。
マイクは皮肉を抱えての刑務所暮らし。ということでアメリカではシーズン6が放映中らしい。シーズン7も企画されていると聞く。
このシーズン6を予想してみると、マイクの刑は軽微な犯罪だから、図書室係なんかをあてがわれ、殺人・強盗などの犯罪のアカデミー賞ものの凶悪犯罪者の法律相談などを通じて、社会の底辺を垣間見ることになる。そしてそれらの犯罪者へのアドバイスによって刑が軽減されたり、仮出所を許されたりする者も出てくる。マイクは尊敬を集める。
そして2年の刑期を終えたとき、ピアソン法律事務所へは戻らない。苦労した過去の体験はマイクを弱きものの味方として再生するという人情物語に流れるのではないだろうか。そんな気がしてならない。
レギュラー出演者は6人。前記の四人のほかに、マイクの婚約者レイチェル(メーガン・マークル)とハーヴィーの秘書ドナ(サラ・ラファティ)。観ていて退屈しない。
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キャスト
ガブリエル・マクト1972年1月ニューヨーク、ブロンクス生まれ。
パトリック・J・アダムス1981年8月カナダ、オンタリオ州トロント生まれ。
リック・ホフマン1970年6月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
ジーナ・トーレス1969年4月ニューヨーク市マンハッタン生まれ。
メーガン・マークル1981年8月カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。
サラ・ラファティ1972年12月コネチカット州生まれ。
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