何気ない日常のファミリー・レストラン。入ってきた男がいきなり銃を乱射し始めた。突然の災禍が人々を恐怖の底に落とし入れる。やがてそれがトラウマとなって人々の心に変化が見えてくる。
医師のブルース(ガイ・ピアース)は、そのレストランから出るとき入れ違いに入ってきた男に先に入れてやった。しかも、その男が犯人だったが、犯行直後の銃で自殺した。
その上、ブルースの診療所に運び込まれた負傷者を助けられなくて自信をなくす。
ウェイトレスのカーラ(ケイト・ベッキンセイル)は、子供の世話をしないで見知らぬ男と一夜を共にしたりする。
客としてきていたチャーリー(フォレスト、ウィッテカー)は、この店のラッキーカードを持っていてつきがあると思っていた。この事件のとき子供に銃を突きつけた男に向かって行って首筋に傷を負う。一命を取り留めたことにまだつきがあると思いカジノに向かった。
アン(ダコタ・ファニング)も父と友達の男の子とテーブルに座っていて、この惨劇に遭遇した。アンの父は銃弾に倒れた。そのときの秘密、父が恐怖のあまり小便をちびったことは、誰にも言わずに神の加護に安らぎを求めようとした。
人生何が起こるか分からない。事件や事故、災害、戦争。心理的な動揺がもたらす変化を、それこそ何気ない日常の中に静かに描出されていた。
監督
ローワン・ウッズ1959年オーストラリア、らドリー生まれ。
キャスト
ケイト・ベッキンセイル1973年7月イギリス、ロンドン生まれ。
ガイ・ピアース1967年10月イギリス生まれ。
フォレスト・ウィッテカー1961年7月テキサス州ロングビュー生まれ。
ダコタ・ファニング1994年2月ジョージア州コンイヤーズ生まれ。