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映画「ブレイキング・ポイント Winged Creatures ’08」劇場未公開

2011-01-09 13:10:28 | 映画

              
 何気ない日常のファミリー・レストラン。入ってきた男がいきなり銃を乱射し始めた。突然の災禍が人々を恐怖の底に落とし入れる。やがてそれがトラウマとなって人々の心に変化が見えてくる。

 医師のブルース(ガイ・ピアース)は、そのレストランから出るとき入れ違いに入ってきた男に先に入れてやった。しかも、その男が犯人だったが、犯行直後の銃で自殺した。
 その上、ブルースの診療所に運び込まれた負傷者を助けられなくて自信をなくす。

 ウェイトレスのカーラ(ケイト・ベッキンセイル)は、子供の世話をしないで見知らぬ男と一夜を共にしたりする。

 客としてきていたチャーリー(フォレスト、ウィッテカー)は、この店のラッキーカードを持っていてつきがあると思っていた。この事件のとき子供に銃を突きつけた男に向かって行って首筋に傷を負う。一命を取り留めたことにまだつきがあると思いカジノに向かった。

 アン(ダコタ・ファニング)も父と友達の男の子とテーブルに座っていて、この惨劇に遭遇した。アンの父は銃弾に倒れた。そのときの秘密、父が恐怖のあまり小便をちびったことは、誰にも言わずに神の加護に安らぎを求めようとした。

 人生何が起こるか分からない。事件や事故、災害、戦争。心理的な動揺がもたらす変化を、それこそ何気ない日常の中に静かに描出されていた。
          
          
          
          
監督
ローワン・ウッズ1959年オーストラリア、らドリー生まれ。

キャスト 
ケイト・ベッキンセイル1973年7月イギリス、ロンドン生まれ。
ガイ・ピアース1967年10月イギリス生まれ。
フォレスト・ウィッテカー1961年7月テキサス州ロングビュー生まれ。
ダコタ・ファニング1994年2月ジョージア州コンイヤーズ生まれ。

NBCTVドラマ「ザ・ホワイトハウス THE WEST WING ’99~00」

2011-01-07 12:56:07 | 海外テレビ・ドラマ

              
 The West Wingは、大統領執務室のある西棟のこと。ここで大統領のスタッフが日常の仕事をこなしている。それを人間臭い味付けをして身近な群像劇に仕上げてある。
 バートレット大統領(マーティン・シーン)と、その主席補佐官レオ(ジョン・スペンサー)、次席補佐官ジョシュ(ブラッドリー・ウィットフォード)、報道官C.J(アリソン・ジャネイ)、広報部長トビー(リチャード・シフ)、その部下サム(ロブ・ロウ)、大統領私設秘書チャーリー(デュレ・ヒル)、ジョシュの秘書ドナ(ジャネル・モロニー)が様々な問題を提起し解決する。

 時に個人的な出来事も織り込まれる。大統領の指示やスタッフの提案も含めて、政策の立案、実現のための政界工作、外交問題や危機管理対策にいたるまで、幅広い分野を的確に処理しなければならない。

 この作品の製作者のコメントによると、実際に西棟では多くの人の出入りが多いという。したがって、人物が歩きながら報告したり指示を仰いだりしている。
 廊下から部屋へ、そして廊下へとめまぐるしく動く。しかも、会話は真面目なものからジョークまで、矢継ぎ早に放たれる。

 ここで使われる単語で多いのは、「Mr President」、「OKとOK?」、「Yes, sir」「Yes」、「Ya」など、イントネーションに様々な意味が込められている。

 個人的背景となると、大統領には持病があるし、レオのアルコール依存症、ロースクールの学費を稼ぐ高級コールガールと交際するサム、C,Jと新聞記者、ジョシュの失恋、チャーリーと大統領の娘という風にどこにでもある話がリアリティを添えている。

 特に、レオが大統領に厳しい注文をつけるくだりには、思わず日本の現菅政権に欲しい根本問題の気がした。
 そして大統領がスタッフに檄を飛ばす。「再選を気にしない。当面の機会に全力でぶつかる。われわれは壁にぶつかるかもしれない。この政権を失ってもいい。議論のレベルを上げ、それを遺産にしよう」このドラマは、エミー賞に輝いている。
          
          
          
          
          
製作総指揮
アーロン・ソーキン1961年6月ニューヨーク生まれ。

キャスト 
マーティン・シーン1940年8月オハイオ州デイトン生まれ。
          
ロブ・ロウ1964年ヴァージニア州シャーロットヴィル生まれ。
          
アリソン・ジャネイ1959年11月オハイオ州デイトン生まれ。
          
ジョン・スペンサー1946年12月ニューヨーク生まれ。2005年12月逝去。
          
リチャード・シフ1955年5月メリーランド州べセスダ生まれ。
          
ブラッドリー・ウィットフォード1959年10月ウィスコンシン州マディソン生まれ。
          
デュレ・ヒル1975年5月ニュージャージー州オレンジ生まれ。
          
ジャネル・モロニー1969年10月月ロサンゼルス生まれ。
          

映画「再会の街で Reign Over Me ’07」劇場公開2007年12月

2011-01-05 09:16:13 | 映画

              
 2001年9月11日世界を震撼させたあのテロ攻撃。それに巻き込まれて家族を失った男チャーリー(アダム・サンドラー)は、心的外傷を負っていて街角で呼び止められた男が、かつて大学の歯科クラスの同級生でルームメイトだったことが思い出せない。

 呼び止めた男アラン(ドン・チードル)は、街で歯科医院を開業していた。そんなチャーリーに手を差し伸べようとするが容易なことではなかったが、徐々に絆が結ばれていく。いつもコメディの多いアダム・サンドラーだが、このシリアスな役柄を見事にこなしていた。ドン・チードルは当然のこと。いずれにしても心にしみる作品だった。
          
          
          
監督
マイク・バインダー1958年デトロイト生まれ。
               
キャスト
アダム・サンドラー1966年9月ニューヨーク、ブルックリン生まれ。
ドン・チードル1964年11月ミズーリ州カンザスシティ生まれ。’04「ホテル・ルワンダ」でアカデミー主演男優賞にノミネート

TV FOXチャンネル・ドラマ「ザ・プラクティス/(シーズン1)第13話’97」

2011-01-02 09:08:12 | 海外テレビ・ドラマ

              
「躊躇と決断」帝王切開を拒む妊婦は、宗教的価値観に基づき自然分娩を強く主張していた。それに反し夫は帝王切開を望んでいた。自然分娩では、胎児が死ぬかもしれないし無事に生まれても脳に障害が残る可能性が大きいからだった。

 判事は決定を控訴裁判所に委ねた。担当医は、胎児を救うためにぜひ手術をと訴えたが、三人の判事による結論は、母親の主張を支持するものだった。
 収まらない担当医は、こっそりと胎児を救う手術を決断して実行した。笑顔の妊婦はわが子の顔を見るだけで、どのように生まれたかはまったく無関心だった。

 どういうことだ、と思うが母親とはそういうものなのだろう。そもそも裁判所が判断しないといけないのか? という疑問が湧く。

 検事補のヘレンは、仮装舞踏会にボビーを誘い彼の股間に大胆なタッチをする。真面目で堅物のボビーの心に火をつけたヘレンは、別の日さらにディープ・キスでとどめを刺す。今後この二人はどんな展開になっていくのだろうか。
           
           
           
           

ボビー・ドネル(ディラン・マクダーモット)
ジミー・バルッティ(マイケル・バダルコ)
レベッカ・ワシントン(リサ・ゲイ・ハミルトン)
ユージン・ヤング(スティーヴ・ハリス)
エレノア・フラット(カムリン・マンハイム)
リンジー・ドール(ケリー・ウィリアムズ)