とりあえず、ここまでのことをまとめてみたいと思います。
2010年のデモ競技からはじまって、今回で3回目のルールになります。
2010年と2011年ルールはあまり変更がありませんでしたが・・・
2012年ルールは、大きく変化しました。
まずは得点
得点は・・・
得点① 被災者発見
得点② 信頼性ボ-ナス
得点③ 終了ボーナス
以上 3つだけです。
部屋得点も、傾斜路得点もなくなりました。
①の被災者発見は、1人発見する毎に20点です。 これが一番単純ですね。
③の終了ボーナスも単純で、スタートしたタイルにロボットが戻ってきて停止し、プログラムが終わりになれば20点です。(そこから、また動き出したら、終了ボーナスは認められない!?)
実際の競技のときには、もっと終了ボーナスの条件を明確にしないともめると思います。 例えば、「一旦2階に上がったロボットが再び1つ目の部屋に戻ってスタートタイルで止まって終了した場合」とか・・・
複雑なのが③の信頼性ボーナスです。
計算式は(被災者の発見数×10)-(競技進行停止の数×10)ですが、マイナスにはなりません。
もし、競技アリーナに10人の被災者が居るとしたら・・・
満点は、
得点① 20点×10人=200点
得点② (10×10)-(0×10)=100点
得点③ 20点
となり、合計320点になります。
では、次に減点について
減点は2種類
減点① 誤発見は10点の減点です。
減点② 信頼性ボーナスの後半部分 競技進行停止の回数だけ10点減点です。
前の例(満点)で、もし、競技進行停止が5回あれば、
得点② (10×10)-(5×10)=50点
で、合計270点になります。
さらに・・・競技進行停止が15回あった場合は・・・
得点② (10×10)-(15×10)=-50点ですが・・・マイナス点は無いので0点になり
合計220点になります。
ということで、競技進行停止については、何度やっちゃっても被災者さえ発見しておけば、最低点を確保できるというルールになりました。
じゃあ、絶対にマイナス点にならないのか・・・というと、そういう訳ではありません。
そう、減点①の誤発見は何度でもカウントされます。
全ての被災者を発見して、競技進行停止もなく、終了ボーナスももらえたとしても・・・誤発見を32回してしまうと0点です。 誤発見を33回してしまうと、-10点です。(マイナス点!)
これは・・・結構厳しいですね。
じゃあ、どういうときに競技進行停止になるか・・・というと
競技進行停止① 黒のタイルを越えてしまった場合(審判が判断)
競技進行停止② チームキャプテンが競技進行停止を宣言した場合(チームが判断)
こんな感じです。
とにかく、部屋得点や傾斜路得点が無くなり、単純に被災者を発見することに専念する競技になったように思います。