ジャパンオープン3日目
午前中は、インタビューがあります。
時間は各チーム15分です。
レスキューBのインタビューは、ロボカップジュニアOBの若者コンビがやってくれました。
千葉のHさん、広島のHさんです。
二人とも、レスキューBに参加したことがある経験者です。
インタビューはチーム番号順に実施されました。
インタビュー以外のチームは一生懸命に調整です。
インタビューから帰ってきた MとYに、「どうだった!?」と聞いたら・・・
「普通に終った。」という回答でした。
ハードの質問が千葉のHさん
ソフト(プログラム)の質問が広島のHさん
の専門だったようで・・・結構深く突っ込まれたそうです。
(というか、専門すぎて、一部用語が判らなかったそうです・・・汗)
彼らは、昼を挟んで14組全てのレスキューB参加チームのインタビューをこなしてくれました。
本当に、お疲れ様でした。
いや~若さっていいなぁ。
さて、いよいよ1回目の競技です。
競技は2012年ルールで実施されます。
だから・・・・メキシコで既に何度も経験済です。
14組の中の最初の競技なので、緊張するかと思いきや・・・MもYも意外と落ち着いているようです。
競技時間は8分間しかありません。
審判が「調整しますか?」と質問すると・・・「します」
えっ、するの!?
M&Yのロボットは遅いのに・・・
でも、私の心配を全く無視して(当たり前) MとYは、悠長に床の色や被災者の温度を計測したりしてます。
おいおい、いったい、いつまで調整しているんだよ~
そして、やっと、競技を開始しました。
ロボットは、焦ることもなく、淡々と進みます。
坂道を上り、2階の部屋を巡り、坂道を下ります・・・
途中、一人だけ被災者の前を通ったにもかかわらず、発見せずに無視をしました。(苦笑)
既に残り時間は1分を切ってます。
ロボットは、焦ることもなくスタート地点に向かいます。
(見ている私がドキドキしてもしょうがないのですが・・・)
ロボットがスタート地点で停止しました。
1回目の競技が終了しました。
時間は7分27秒・・・なかなかきわどいタイムです。
被災者を1人見つけられなかったので満点ではありませんが・・・まあ、こんなものでしょう。
まあ、とにかく、自分のチームの競技は心臓に悪いです。
ロボカップジュニアのレスキューダイエットですか・・・(笑)
1回目の競技の成績です。
ジャパンオープンでは、素晴しいことがありました。
M&Yの育ての親である、高専OB(当時高専生)の「P1」「P2」が揃ったのです。
2人共、既に高専を卒業して就職されています。
「P1」はレスキューの主審としてスタッフに入っていました。
そして、「P2」は忙しい中、ジャパンオープンを見に来てくれました。
(特別にM&Yの応援に来てくれたわけでは無いでしょうが・・・笑)
そして、わざわざジュニアレスキュー会場に見に来てくれました。
さらに、蘇州世界大会でご一緒した「M4」も一緒でした。 お久しぶりです・・・
昼食に行こうと外に出ると3人も昼食に行くところでした。
M&Yがロボカップに参戦した当時は、神様のような存在だった彼ら・・・
関東のレスキューチームは、彼らを見て、彼らを目標にして、いつか彼らを越えよう、と努力してきました。
でも、決して越えられない大きな存在です。
彼らが育てた小さな芽が、いろいろなところで大きく育っています。
ありがとうございました。
M&Yも少しは、彼らに近づくことができたでしょうか?
あまりにもスパムコメントが多いので、対策をしました。
コメントのメアドが @gmail.com からの場合は、有無を言わさずにスパムと判断します。
ですので、コメントを入れる場合は、 @gmail.com 以外のメアドを入れてください。
ジャパンオープンでのレスキューの競技は3回でした。
3日間も競技日程があるのに、3回しか競技を実施しないのは勿体無いですが・・・
競技順は、1回目と2回目は同じ順番で、1日目にくじ引きで決めました。
くじ引きはMがやったのですが、見事1番・・・
そう、14チームの一番最初です。
これが吉とでるか凶と出るか・・・!?
とにかく、1回目の競技と2回目の競技は1番最初に競技をしました。
3回目の競技は、「1回目の競技と2回目の競技の良いほうの成績で、その成績の良い順に好きな順番を選べる」というものでした。
つまり、3日目までで暫定成績の良い順に好きな順番を選べるということです。
M&Yは、暫定1位だったので、一番最初に選択する権利が与えられました。
当然最初なので、どの順番も選び放題です。
で、Mが選んだのが「1番」
もう、ドキドキしながら待っているのは嫌だということらしいです。
ということで、M&Yは、3回の競技の全てで1番目の順番でした。
(ついでに、各回で1番の成績でした・・・笑)
2日目の午前中は、車検と開会式がありました。
朝から車検を実施して、車検が終ったチームから練習開始です。
車検とは別に3日目にはインタビューがあるので、車検では大きさを確認するだけです。
その後に、スタッフミーティングです。
今日から競技があるので、ジャッジなどの意識合わせの最終確認です。
レスキューBは、あっさりと終りました。
相変わらず、レスキューAは大変そうです。
開会式は10:00からですが・・・
09:20には、参加者を移動しなければならないようです。
しかも、1チーム2名しか参加できません。 3名以上のチームは、3人目以降は別会場で開会式のビデオ映像を見ることになります。
私も、10:00直前に会場に行って、ビデオ映像で開会式を見ました。
開会式から戻ってきたら、チームキャプテンを集めて、キャプテンミーティングです。
今回の競技のローカルルールや運営方法について説明がありました。
レスキューBの2012年ルールから Exit Bonus が追加されました。
ロボットが、迷路を探索した後に、スタートしたタイルに戻ってきて停止するともらえます。
だからロボットは、「ここがスタート地点」と認識していないと Exit Bonus をもらうことができません。
ということは、普通に考えるとマッピング方式のロボットだけが貰うことができる(ハズ)のボーナス得点です。
メキシコ世界大会では Exit Bonus を得たのは「M&Y」だけでした。
そして、関東ブロック大会では「M&Y」だけでなく「Ineatia」も Exit Bonus を獲得しました。
ジャパンオープンでも、関東ブロックに引き続き、この2チームは Exit Bonus を獲得しました。
じゃあ、やっぱりマッピング方式のロボットしか Exit Bonus を得られないのか・・・
世の中、いろいろなアイディアがあるようです!
どうも、片手方のロボットでも Exit Bonus を得られるようです。
ドイツの Hannover大会(日本で言うところのブロック大会) で、 レスキューBの3つのチーム「LuMa」、「Powerfail」、そして「teamohnename.de」は、いずれも(その当時は)片手方のロボットであったにもかかわらず、あるアイディアで Exit Bonus を得て満点を出したそうです。
そのアイディアを「Powerfail」(昨年は「Nils Holgerson」というチーム名でした)が考え付いて、それを「LuMa」(昨年は「LuNi」というチーム名でした)や「teamohnename.de」に教えた(のか、マネをしたのか知らないけど)というのだから、仲の良いことで・・・(笑)
とにかく、マッピング方式でなくても満点を出すことが出来た・・・という事実
さすが、ドイツ!!
ちなみに、この3チームは昨年、ドイツからメキシコ大会に参加した3チームだそうです。
地方大会が、事実上の決勝戦!?
ここらで練習の時(1日目)のM&Yの様子など・・・
もう、このジャパンオープンでの競技フィールドで競技をするのは、3回目なので、何の心配も無いだろう・・・
などと、思っていました。
しかし、そんなに世の中は甘くないようです。
見ていると、明らかな不具合が3点
・黒の床を認識しない
⇒ ロボットは何事も無かったように、黒の床を通り過ぎました。
・坂道を下れない
⇒ 坂道を認識できない
・被災者を無視
⇒ 特定の被災者だけ発見できない 電源が入っていないのかと思って触ると、ちゃんと熱い
さて、どうするかと見ていると・・・
パドックに戻っては、競技フィールドで試走を繰り返します。
黒の床はすぐに解決しました。
これは単に、閾値が違っただけのようです。
あの部屋は、スポットライトが、結構低い角度から当たっていたので、値がいつもと違っていたのでしょう・・・
坂道の上りは、問題無いのですが・・・・坂道の下りは、なかなか直りません。
私は、「早く解決してくれ・・・」とイライラしていたのですが・・・
本人は、のほほんとしてます。
調整するよりも、他のチームのレスキュー仲間と楽しそうに話をしている時間の方が長い・・・(苦笑)
それでも、なぜ坂道を認識しないかは判明したようです。
このジャパンオープンの競技フィールドの坂道の部分にある、30cmバウンダリではない、変な端数の平面が原因だったそうです。