西武は 15,700㎡(4,700坪)で1984年開業、向かいの有楽町阪急11,000㎡(3,300坪)は道を隔てた有楽町東芝ビルの数寄屋橋阪急とともに区分所有者の東宝(東京宝塚劇場が発祥で阪急の系列)の関係もあり出店したと言われている。一体化する約8,000坪でどうにかフルラインのデパートとなる規模だ。ビルの形状から店舗が左右に分かれるという課題はある。<o:p></o:p>
坪効率は28万円/月・坪で、これも平均の半分だ。ピークの92年でも48万円/月・坪に留まっていた。西武百貨店自体が、そごうと組んで、さらにセブン&アイ・ホールディングス(以下 7&I)の傘下となってからは、かつての「提案型」の輝きを失った。<o:p></o:p>
「マリオン現象」も一世風靡し、南北の中央通の動線から、銀座4丁目交差点から西への回遊動線の形成に寄与した。しかし今や銀座中央通への店舗集中があり、西への動線はイトシアもあるものの、数寄屋橋阪急の建替えもあるが、相対的に弱くなった感がある。なんといっても横断歩道を待つのが長い。 <o:p></o:p>
西武も地域1番店の池袋本店に経営資源を集中させる思惑があるのだろう。また、阪急は、数寄屋橋も無くなり、西武の跡に出るのかも知れない。(心斎橋そごうが土地の価格程度で売却され大丸北館となったように)、その場合は、今後色々な協議となるだろう。<o:p></o:p>