都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

グリル うえの 洋食が輝いていた時代

2010-03-03 21:09:10 | 食べ歩き

難波で歴史ある、かつ安く大盛のうえのを訪れた。ハヤシライス(460円)とチキンカツ(550円)を無謀にも注文した。ハヤシライスは玉葱を半月に切ってから炒め、肉も入れて、ドゥミグラス・ソースとあわせる丁寧な調理。玉葱のしゃきしゃき感と甘み、ソースのケチャップが大昔を思い出させる。これはデパートが輝いていた60年代のお味だ。460円であり、今まで食べた中で最も安いハヤシライスだ。<o:p></o:p>

チキンカツは大きいのが2枚出てくる。京都の学生の胃袋を満たすハイライト食堂のジャンボ・チキンカツより大きく厚い。皮も取り去り、付け合せも、玉葱の入ったポテトサラダ、スパゲティ、キャベツ、レタスと丁寧だ。上にかあかる黄土色のドゥミグラス・ソースは小麦粉とスパイスを感じるが、広島のますゐ(350円のサービストンカツ定食が有名)のソースと似ている。小麦粉を焦がさないで、粘りに使うタイプで厚ぼったい。久々に見る古典派で、カツの下で蒸らされるキャベツが懐かしい。フライもこんがり嫌味がない。<o:p></o:p>

それにしてもとんでも無い量だ。ご飯は食べきれなかった。テーブルのスパイスはインスタントのスース焼きそばの粉末に似ていた。<o:p></o:p>

歴史を感じるお店だ。<o:p></o:p>

コメント
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