今回、八百長が明らかになったが、国技なのにけしからんという論点と興行なのだからかまわないという意見がある。<o:p></o:p>
升席で楽しんだことがある。そのとき、力士の大きさとぶつかりあいの音の迫力に驚いた。これは力持ちの体躯を生かした興行だと感じた。しかし、升席は飲み食いし放題だが、土俵の周りの砂被りはしていない。神聖なエリアと享楽のエリアの共存がある。<o:p></o:p>
歌舞伎も伝統芸能だが、興行(公演)の側面と重要文化財(社団法人伝統歌舞伎保存会)の側面がある。相撲協会も興行部門と国技部門を取り分けてはどうだろうか。いわば相撲の精神と興行の運営に分け、八百長は興行部門が給与・人事評価などで管理できないのか。一方、国技としての相撲行事には相応の補助を国として行い、管理する。力士も国際化しているのだから、経営も合理化しても不思議はない。<o:p></o:p>
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八百長で問題なのは、見る人には分かる、つまらない取組みなのだろう。<o:p></o:p>
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