「同じ年代の若者が集う同質の集団である学校」には同調圧力が強いとある。しかし、「同質の集団」とは、学力、親の経済力などで言えない面もあり「格差」論はこの著作では無視されているのが惜しい。
リースマン( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3 )の「孤独な群衆」にある①内部指向型(個人が心の羅針盤)、ムラ社会が②伝統志向型(変化を嫌い前例主義)、③他人指向型(現代人の同調性)に分けられる。現代の都市はハードからみると①内部指向型だが、学校などはソフト部分では「ネオ共同性」の旧来の上下関係の②ムラ社会であり、付き合い方は現代人の③他人指向が顕著であると結論づけている。
問題点は:
・異質なものを取り込めない→つながりをつくりにくい→でもつながりたい私
・傷つきやすい私
の葛藤がある
よい指摘として、「読書」は著者とのコミュニケーションとしていることだ。頭の中での、双方向の対話の指摘も良い。
本を読んだり、幅広く人と出会い、会話ができる能力の育成には「お互いが分かりにくい」、「つながりで傷ついても幅が広がる」という同調圧力を破るのが一番早い
なお、当方は同調圧力が大嫌いで、協調性よりも創造性と思って人生を過ごして来た。悔いはない。