一度食べたいと、楽しみにしていた高山ラーメンは、元祖のまさごや、ラーメン博物館出店のやよいそばでなく、ワンタンがうまいつづみそばにする。場所は駅から鍛治橋手前を北に入るところ。11:30の開店過ぎに並ぶと20分程待ったが、行列は30人程になっていた。誘導は親切で安心、お馴染みさんが多い。
4人掛けテーブルに荊妻と二人で案内され、ワンタンメンB(普通の麺の量: 1,000円)にする。なお、酒の類はないと明記されている。
店内は清潔で「鼓」のあしらい。高山祭りの屋台や干支の纏など置いてある。お馴染みと観光客が半々なお店だ。卓上の調味料入れも磨いたようにきれいだ。
ワンタンメンはワンタンがうまい。6個ほどだが、皮がしっかり、餡は少なめに、うまいスープがからむ。卓上の角やの辣油をちょっと垂らしても良い。
麺は細目の縮れで、腰はないが旨味がある。スープは、素晴らしいお味で、さっぱりしているのに旨味が深い清湯で、脂がない。するするすすって、丼の底の「鼓」が見えるくらい堪能した。
脇役のチャーシューも古風だが旨味がある。メンマは柔らかで薄味、これも良い。葱はさらしてあり臭味がない。
バランスのとれた、うまみを楽しめるラーメンで、行き届いたサーヴィスとともに印象に残った。近くにあればと思ったお味だ。
荊妻によると、水もおいしかったとのこと