京都文化ボランティアの一環として、五龍閣( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%BE%8D%E9%96%A3 )の見学とツアー案内研修の補助に10月初めの日曜日13:00~15:40参加、歩いて往復して11,500歩は疲れた
五龍閣は、松原から清水坂を上がった、噴水がクルド・サックになっている奥にある。向かいはおかべ家の豆腐製造所( https://www.okabeya.com/about/seizou.html )、町家風だがちょっと違和感のある建築だ、竹下夢二カフェもおかべ家の経営だったのだろうか( https://www.goryukaku.com/about.html )、このまわりは町家ディズニーランドみたいだ
望楼は、木屋町から下鴨に移築した旧三井の別邸( https://ja.kyoto.travel/tourism/article/mitsuike/about.php )と同じく、富豪の接待施設の特徴でもある、ここからの眺望は良く接待に最適と感じ入った
武田五一のセセッション( https://en.wikipedia.org/wiki/Secession_(art) )の単純造形と鴟尾のある屋根の取り合わせがなんとも奇妙な感じがする。
内装は、天井が色々と変化、建物の1/4が階段室(吹抜け)、ガラスのサッシュが上下だがガイドが糸の綱とか面白い、なおガラス押えも木と木ねじでありやり替えたのだろうか、ガラスも大正と近代が入り混じっている
冬は寒かったらしく暖炉が多いが煙突がない、さらにシングル・エアのダクトと天井カセットが増設となっているが機械室は不明だった、天井カセットの室外機は屋根の上にあった
あまり趣味が良くない感じを受けた、金にまかせて作ったようにも思える。このあたりの望楼としては大倉喜八郎の伊東忠太設計 祇園閣( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9B%B2%E9%99%A2_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82) )と同じようなものと思われる
2階ではガスコンロがあり修学旅行生が湯豆腐を食べたりするそうだ。おかべ家との連携を感じるが興ざめな利用だ
なお、ボランティアは刀自が多く建築には全く詳しくないとの方が多い、ガイド・ツアーのスタッフ・ロール・プレイングなどの補助、なかなか面白い
それにしても、清水坂、二寧坂、三年坂とも大混雑、まさしく芋の子を洗う賑わいだった。祇園も寺町も同様だった、紅葉の頃が恐ろしい