洋食屋 ふじ家(大阪 堺筋本町):一人で行くとランチにカキフライがない、やむなく日替わりの浦村産カキフライとハンバーグのセットに
カキフライを食べに年1回は訪問、今回は弟子のガールズも連れず一人で、口開けに並ぶ
なんと、カキフライが無く、日替わりの浦村産カキフライ(2個)とハンバーグのセットのみ
店内に女将はレジにいるが、ホール2名、キッチン4名(娘さんらしき方が盛り付けなどを取り仕切る:コック2名、洗い場1名か)
カキフライは2個で浦村産(伊勢志摩)と期待した、1つは塩とタルタル・ソース、1つは醤油とタルタル・ソースにしたが凡庸
ハンバーグはナツメグが効いた小さめの固いもの、ガルニはリーフとプチ・トマト半分、赤出汁はうまいが浅利が1つに減る、漬物も蕪と胡瓜に胡麻だが量が減る
ご飯もうまいが少な目、小腹がすく量
今年は牡蠣がとれないため、メニューに無いとのこと、次はメニュー確認の上、無ければ京都の葵にしよう
グリルばらの木(大阪 心斎橋):ドゥミグラス・ソースの至宝、ハヤシ・ライスは絶品
2005年に訪れていた当時は1,000円だった、それから20年、ご主人も当方も歳をとった、今は2,900円、ゼロ一つ足してもらっても良いとのこと
ハヤシ・ライスは80件程賞味し、分析しているがここは「炒め」、「玉葱輪切り」でありドゥミグラス・ソースの粘り(筋肉由来とのこと)が特徴、苦みはなく優しい味だ
まずはキャベツのサラダにパセリとフライド・オニオン、そして白く粘るドレッシングは昔とおなじでうまい
ハヤシ・ライスはドゥミグラス・ソースが粘るが嫌味がない、これは筋肉をよほど丁寧に処理している、野菜の粘りではない
肉はお聞きすると羽曳野のお肉屋のカイノミを特別に仕入れ脂を切り取っているという、香ばしいお味だ、京都のモリタ屋かと思った、仕上げの赤ワインが風味を添える
炒めた玉葱は輪切り、主人は新玉葱が好きとのことだがこれもうまい、ちゃんと火がとおり歯ごたえもある絶妙さがある
ご飯は柔らかめなのが惜しい、もっと粒立ちが良いと楽しめる
なんと、らっきょも福神漬もない、昔あったコーヒーもない
比類なきお味だ、いままで満点は小川軒(東京)、香味屋(東京)、たいめいけん2階、みしな(京都 ビーフシチュー)だったが、この店も今回満点にした
大阪の誇りだ、ハンバーグと海老フライも有名だが、ハヤシ・ライスが絶品のドゥミグラス・ソースを味わうのに一番だ
なお、今年は牡蠣の出来が悪く出していないとのこと