東京や東北はあけすけで命令形で私的な領域に立ち入り、近畿では暗示的で、他人事に構わないようにする様式があると比較されている。しかし関西人は、一人で飲んでいても話かけてくる(空虚なのが嫌い)ことが多く、言葉の立ち入らない様式と、対話好きの選好性にも関係していると思う。
東北、北関東では店に入り「買う!」という、関西では「ごめんください」であり驚いた。また、西日本の特徴は「説明開始(それで など)」と「自己確認(ウン など)」が多く、「淡々と話す」ようだ。
さらに、「自己と話し手の分化」は卓見で「ちょっとおろしったって」とか「ここすわらせてもらお」など、第三者に許しを得る言い方は「頼む自分と頼まれる相手とが180度向き合うのを避ける感覚」とあるのは卓見だ。これは自己と話し手を分離し、話し手が「客観的存在」として設定する「切り替え」としている。これは関西人の特徴だと思う。
ものの言い方は7つに分類されている
①発言性:口に出す、関西で強い
②定型性:決まった言い方は中央部で強く、西日本で多い
③分析性:西日本の特徴で場面を細かく分割
④加工性:間接的なものの言い方、直接的なのは東北で加工しない
⑤客観性:近畿で著しく発達、主観性は東北
⑥配慮性:西日本
⑦演出性:近畿に顕著
南日本では分割相続、本家・分家の序列なし、ムラの代表者は選挙で、檀家総代も選挙でという年齢階梯型の社会構成が言葉の積極的使用を生み、多様化したとの結論に至っている。なお、北日本は同族組織型としている。
社会論まで展開しており、知的探求ができる
東北、北関東では店に入り「買う!」という、関西では「ごめんください」であり驚いた。また、西日本の特徴は「説明開始(それで など)」と「自己確認(ウン など)」が多く、「淡々と話す」ようだ。
さらに、「自己と話し手の分化」は卓見で「ちょっとおろしったって」とか「ここすわらせてもらお」など、第三者に許しを得る言い方は「頼む自分と頼まれる相手とが180度向き合うのを避ける感覚」とあるのは卓見だ。これは自己と話し手を分離し、話し手が「客観的存在」として設定する「切り替え」としている。これは関西人の特徴だと思う。
ものの言い方は7つに分類されている
①発言性:口に出す、関西で強い
②定型性:決まった言い方は中央部で強く、西日本で多い
③分析性:西日本の特徴で場面を細かく分割
④加工性:間接的なものの言い方、直接的なのは東北で加工しない
⑤客観性:近畿で著しく発達、主観性は東北
⑥配慮性:西日本
⑦演出性:近畿に顕著
南日本では分割相続、本家・分家の序列なし、ムラの代表者は選挙で、檀家総代も選挙でという年齢階梯型の社会構成が言葉の積極的使用を生み、多様化したとの結論に至っている。なお、北日本は同族組織型としている。
社会論まで展開しており、知的探求ができる