ここ20年見かけるが、近くの円屋錦が改装休業のため、12時過ぎに入ってみる。たまたま角の席があり、豚のしょうが焼き(1,080円)にする。料理待ちが10人程、15分程待つ。
若者から壮年が多い。室内はちょっと暗く、歴史を感じる。ホールのマスターは機敏に皿を下げ、誘導し、注文を取り、料理を出す。奥様らしき方は会計と洗い物。キッチンは不明。
カツ煮のお別れ定食とカツカレーが人気。揚げ物を好む壮年向き。
生姜焼きは、厚めの豚肉5切れに玉葱が絡む、タレは濃いめでたっぷり。トマト、レタス、スパゲティにゆで卵半分、さらに別皿に蓮根、人参、竹輪などのたいたん(甘目)、ポテト・サラダ(うまい)、ご飯はいまひとつ、キューちゃん漬けとハリハリ漬けが付く。
豚肉の味は濃いが、うまみが少なくしっとりしていない。ご飯はすすむ。店屋のお味で、二十歳頃の大阪本町の定食屋の味を想い出した。味噌汁の出汁は感じられないが、豆腐とお揚げが多かった。
昔ながらの定食の甘辛さとカツの油がうまさの根源だろう、値段は高いと感じた