都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都でタンメン

2008-11-09 14:43:45 | 食べ歩き

やっと晴れてテニスに。帰って、図書館と散策に。お昼は前から目をつけていた、塩小路上るの清華園へ、澄んだスープは京都では珍しい。ラーメンとしたいが、野菜も欲しいので五目蕎麦が佳いかなと思ったら卵も載っているので、チャンポンにした。店内は清潔。ご贔屓もなじみが多いようである。出てきたチャンポンは東京のタンメン。これで麺が太いということなし。お味は化学調味料が利いていない好ましいもの。昔良く通った浦安のフラワー通の入りっぱなの「大栄飯店」を思い出す。(今は御廃業)<o:p></o:p>

 ラーメン胡椒(化学調味料の入っている、塩でいう味塩のようなもの)をすすめられるが一寸だけにし、自家製のラー油をどんどん入れて、お酢を利かせたら箸とレンゲが止まらなくて美味しいさにたゆたう。これで700円はお値打ちである。景気づけにビールと餃子も頼もうとしたがこの後、「京都アートフリーマーケット」も覗くので控えておいた。望むことは、幅広、縮れ麺にしてくれないかな。(出来れば禁煙も)<o:p></o:p>

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カキフライ探検隊:心斎橋 とん平と番外 お魚 銀平

2008-11-09 14:42:45 | 食べ歩き

 先日はカキフライが始まっていなかったが、今回は900円でした。牡蠣は小ぶりで、7つほど。さっくり揚がって、衣も柔らかく、牡蠣もおつゆがたっぷり。付け合せはいつものキャベツとスパゲティサラダ。コロッケがひとつ御供に。食べ放題のはりはり漬け、イリコ味のお味噌汁が美味しい。カキフライにお醤油を数滴掛けると更に良い。惜しいのは、初めからたっぷり掛かっているマヨネーズで牡蠣の旨味に出しゃばっている。それでも大変美味しく楽しめました。いまのところ、大阪でのお気に入りかな。<o:p></o:p>

 次に新地の銀平という魚定食のお店に連れられた。天ぷら、海鮮丼、刺身、焼き魚、煮魚のいずれかと釜焚きご飯、豚汁、漬物で1,000円です。お刺身(太刀魚、よこわ、鯛:それぞれ3切れずつ)は堪能しました。お刺身が美味しいうえ、豪快な白菜の軸のお漬物、そして、大ぶりの豚汁。お刺身がなくてもどんどん食べられます。感心したのは刺身に余計なツマがなく、卸した本わさびであったこと。カキフライよりカロリーは低いし、そんなに高くないし、恐らくご飯、豚汁、お漬物でご飯2膳はいけるから、夜はお酒酒をたしなむだけですみ効率的でメタボ対策にも。今度は脂ののりの良さそうな焼き魚にしよう。(丼一杯の粗煮も美味しそうだが、これこそご飯山盛りになってしまいそうだ)これで、ニューハマヤなどお肉は一寸おさまりそうだ。<o:p></o:p>

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世界恐慌が来るはずがない:アメリカ型投資手法の見直しが起こる

2008-11-08 13:54:01 | マクロ経済

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現在の株安はどう見てもオーバーシュートである。恐らくは空売りが多く、手仕舞いの売りも多いからであろうが。サブプライム・ローンが全部不良債権化しても140兆円である。(ちなみにGDPはアメリカが日本の倍)バブル崩壊後の日本の不良資産が100200兆円とか言われていたのよりずっと少ない。日本のバブルの影響は欧米には波及しなかったはずだ。今回、サブプライムの問題は、アメリカの消費が低迷することであろう。新聞によるとアメリカの消費も借金(ローン、クレジット)から脱却しているとある。(Y(生産)=C(消費)+S(貯蓄)=C+G+I+Nx(純輸出))マイナスの貯蓄率がプラスに転じることは、つまり消費が減ることである。また給与自体も減っている様子(=GDPのマイナス)もあり、更に消費は減るだろう。ということは、アメリカの市場で売っている日本のNx(純輸出)が減る。更に円高であり価格競争力が低下し売上も減るというのが大きな懸念だ。<o:p></o:p>

そのため、業績の良いパナソニックなどは補完のためサンヨーと合併を図り、ソーラー、有機ELなどの中期投資に向かっているのであろう。良く言われていたDecoupling(デカップリング:発展途上国が国債成長を補完する)とういうのも、現状では全く意味がない。世界経済の一体化と景気の同時連動がある。またTrickle-down effect (トリックルダウン・エフェクト:金持ちの消費が、生産を誘発しその下の階層にまで良い効果をもたらすこと、または高価な製品の技術が、対価格の製品に技術移入すること)も単に、お金持ちを更に富ませ、経済の内輪化、投機化と所得の二極化をもたらしたのみである。<o:p></o:p>

アメリカのモデルは、ローンで消費する、貿易赤字はドルの国債流通量の拡大で賄う(ドルの増刷)、流通量拡大で金利と信用は低下するはずだが、そこは「世界の警察」と「世界の金融」の2枚看板で補う。その間に、デリバディブで投資銀行は鞘(リスクより大きいプレミアムとして)を抜き儲ける。今回はその金融商品で内部破綻(信用格付け、リスクの根付け)し、信用をなくしている。ドルが円に対し下がるのも当たりまえである。円が上がるのは、今までの過小評価からであろう。<o:p></o:p>

最近、J-REIT(不動産投信)の価格が下落している。アメリカ型投資(取得し短期に売り抜ける)への見方が冷たくなっている。持ち主が短期で入れ替わるビルに敷金を預ける気になるだろうか。持ち主と、ビル管理会社が全く違う状況ではどうだろか。プロジェクトのフェーズと役割(インベスター、ディベロッパー、オペレーター)を細分化してよいものかどうか再考の時期ではないだろうか。これは、住宅の開発・借り上げシステムなども当てはまりそうだ。<o:p></o:p>

中身の良く分かる「表示」と「所有者として責任」の明確化が求められよう。<o:p></o:p>

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マンション市場の今後と給与

2008-11-03 09:34:25 | 都市生活

最近、マンション業界で売れ行きがはかばかしくない。その原因は短期的には①地価・建設費高騰により23割値上がりしたこと、②高所得者、ファンドの取得が激減したこと、③経済低迷で取得(投資)に向かわず、模様眺めにあることがある。<o:p></o:p>

もっと大きい流れてとしては、高度成長時代 賃上げが行われた。しかし賃上げはボーナス値上げにもつながるため、企業はフリンジ・ベネフィットとして社宅、低利融資、社内貯金、手当て(住宅補助、家族補助 等)を充実させる方向に向かった。これらは、バブル崩壊以降、フリンジ・ベネフィット・カット、つまりは実質賃下げとなり、今に至る。更には残業支給までカットで社会問題となりつつある。<o:p></o:p>

 そのなかで、金融機関を初めに社宅は売却され、マンションとなった。企業の社宅制度が、分譲マンションという代替物に取り変わった。その後、95年以降、首都圏では10万戸/年の供給が続いた。需要が無くなるのではないかという恐れも、社宅が無くなったためか、また好立地の物件が多かったこと、都心への居住移転もあり、ついこの間まで売上は順調であった。<o:p></o:p>

 いつまでも、マンションは売れるものだろうか。都心居住は良いが、都心立地(大規模跡地開発、立地創造:都心にあるが回りに賑わいの少ない物件)はこれから苦しいだろう。郊外でもバスに乗る立地はどうなるのか。新浦安の面的マンション開発を見て思う。<o:p></o:p>

 需要として若いサラリーマンの新規取得があろうが、負担は相当大きい。(30代で年収500万円だと3,000万円位が上限、ローンを2,500万円、25年 3.5%返済で年間152万円の返済、管理費・税金など入れると月15万円の負担となる)ざっと年収の35%くらいであり、アメリカでも2530%くらいだから相当高い。<o:p></o:p>

 となると都心居住への住み替えによる、郊外マンションの売却が相当進めば、中古マンション市場がお手ごろに若いサラリーマンに供給できるだろう。新浦安のような郊外で緑の多い立地は特に小さな子供のいる青年層に良い。リタイア後は狭くても(子供が巣立った後:Empty Nesters<o:p></o:p>

都心居住をお奨めする。郊外のマンションは部屋も多く、車も必要であり、若者層に譲るという年齢間でのやりとりの仕組みが欲しい。そうすると、マンション住民の入れ替わりも出来て、幼稚園と老人ホームの融合(かまわれたい子供とかまいたいお年寄り)も考えられる。そのためには、「入れ替わり補助」として、マンションのリニューアルや修繕について公的な支援(低利融資など)が欲しい。<o:p></o:p>

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都市計画学会の会合から:都市経済の源泉はなにか、ギャンブル・シティ、コンビニ・シティ

2008-11-02 20:01:56 | 都市評価

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中国の香港や澳門(マカオ)、深圳(シンセン)の現地視察のお話しを伺った。とても面白い内容だったが、先ず気がついたのが。中国は低密度な国土である。その中で香港のような400/aのような高密度と都市があるのは集中の願望かと思った。<o:p></o:p>

 次に、深圳などは土地所有制になり、政府の土地収用もあり地主は多額のキャピタルゲインがあり、更に出稼ぎの人に貸すアパート経営でインカムゲインもあるとお聞きした。そのお金をマカオのラスベガスみたいな大型カジノコンプレックスで散財しているとのこと。このコンプレックスは「ヴェニス」のようなものもありなかなか凝っているが訪れるとあまりの「作り物くささ」に唖然とするらしい。成長というより、なんか日本のバブルのやりすぎ建築を想いだした。<o:p></o:p>

 次に香港は高密度で、お家は寝るだけ、食べ物も楽しみも街中にある「コンビニ・シティ」とのこと。あの暑さと音と熱気と匂いは相当のストレスではないか。(今日は、洛中から、大枝(柿の産地)で無音と葉のざわめきを楽しんだが、そこでの実感。香港は付け足しの文化で油絵のよう。日本は白地を生かす水彩画かな。)江戸も出稼ぎが多く、食事はもっぱら屋台、一膳飯屋であったと聞くが。香港の便利は分かるがあれは行き過ぎたコンパクト・シティであろう。<o:p></o:p>

 さらに、都心にサービス業が発展し都市内消費が多いのは良いということを伺った。都市に必要なのは先ず産業ではないか。経済学ではY(生産)=C(消費)+S(貯蓄)とある。先ずはYつまりは基幹産業がないと消費が、貯蓄が出来ない。香港はYに目を向けると金融であろう。(個人の生産性(給料)が高い。深圳は恐らくIT関連なのであろう。これらで収入があってこそ、外食などのサービス業が成立する。<o:p></o:p>

香港も深圳もどうもサブプライム・ショックを受けそうである。BRICsもすべて旗色が悪い。その上で、都市としての収入も、サービス産業もどうなるのか。スラム化の指摘もお聞きした。<o:p></o:p>

産業とは、ものづくり、ノウハウの伝授、内輪のコミュニケーションで都市の「伝統」としして根付くものではないか。香港は金融文化がある。深圳は何があるのかな。そしてマカオはどうなるのだろう。マクロな興味は尽きない。

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完成度と自分で味付けの楽しさ:ア・ラ・カルト、ニューハマヤそして煉瓦亭

2008-11-01 16:03:12 | 食べ歩き

<o:p> </o:p>相変わらずカキフライの探検に邁進している。ア・ラ・カルトに再訪し、Aランチ(煮込みハンバーグとカキフライ)を頂く(1,000円)。カキフライは前と同じで衣(細めのパン粉)が硬い。ハンバーグはよく肉を練ってある完成度の高いもの。ドゥミグラス・ソースも嫌味なく滑らか。チャウダーは前と同じ印象で美味しいが少ない。(ボストンにユニオンオイスターハウスというのがあり、クラムチャウダーでも有名。カップでお皿一杯、ボウルで丼一杯出てくる。無料のコーンブレッドでお腹一杯になったものだ。リーガル・シーフードのNYチャウダー(トマト味)も佳いな)キャベツも冷やしてある丁寧さである。だが、食べたあと何か満足しなかった。というのもこのお店にはソース、胡椒はない。お醤油もない。何故かペパーソースのマイクロ瓶がある。このお店では「完成形」を出しているのであろう。お味はついておりますというところだろう。<o:p></o:p>

レストランでは追加の味付けを想定しないお店が多い。私は「店屋の洋食」が好きだ。この前まで煉瓦亭(銀座)ではポークカツレツを切った後、ソースをジャブジャブにして食べていた。別にキャベツを貰いワシワシが合いの手として最高に楽しめた。味付けなしの対極が淀屋橋に3つあるニューハマヤである。豚細切り焼肉、キャベツ、卵焼きと赤出汁、おひつご飯がお決まりである。歴史は古く、少なくとも30年くらいはある。卓上にはリーペリンのウースターソースとタバスコが置いてある。(30年前からだとしたら相当珍しい)これをお肉と卵にジャブジャブ掛けるのがお作法で、ご飯が大変進みメタボ認定も夢ではなくなる。ここは楽しい。店屋の味だが、後を引く。上品なお店はこれが無いから楽しくないのだろうな。美味しいのは分かるが、あのハンバーグにユニオンソース(ペンギン印で美味しい)を一寸かけたらとか、チャウダーに胡椒をガリガリ出来たらと思わずにはいられない。なお、ア・ラ・カルトの対極にとん平(心斎橋他)があり、ここのフライものは店屋の見本である。もちろん何でも掛け放題で、特にイリコだしのお味噌汁に七味唐辛子を一杯入れたものと揚げ物、ご飯のトライアングルは心が高ぶる。(お土産にコロッケもいいですよ)<o:p></o:p>

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