ライトランチはチキンカツとポークビーンズで580円、すぐ出てくる。古いが清潔な店内で厨房も大きい。 <o:p></o:p>
スープはクルトン1個が浮かぶ凡庸なもの。ポーク・ビーンズはお店で初めて食べた。西部劇に良く出る食べ物だが、柔らかい豚はしっとり、ケチャップ味の豆が美味しい。横にチキンカツ、一寸皮がくどいが揚げ切りが良い。洋食屋の盛り方のライス(柔らかめ)。美味しく嫌味がない。この値段とお味は吃驚しました。 <o:p></o:p>
ライトランチはチキンカツとポークビーンズで580円、すぐ出てくる。古いが清潔な店内で厨房も大きい。 <o:p></o:p>
スープはクルトン1個が浮かぶ凡庸なもの。ポーク・ビーンズはお店で初めて食べた。西部劇に良く出る食べ物だが、柔らかい豚はしっとり、ケチャップ味の豆が美味しい。横にチキンカツ、一寸皮がくどいが揚げ切りが良い。洋食屋の盛り方のライス(柔らかめ)。美味しく嫌味がない。この値段とお味は吃驚しました。 <o:p></o:p>
昨年評判だった「ブラック・スワン」やロングテール理論で述べられている「べき乗則」の啓蒙書(と解説にある)。正規分布(偏差値などの基本概念)に対し、べき乗則の分布はピークが尖がり、裾野が長い特徴がある。正規分布の親戚を基にしたオプション理論では、経済の大きい変動をつかみきれないというので注目されている。<o:p></o:p>
べき乗則の内容は、地震が起こる確率は、その大きさが十倍になると(マグニチュードが1つ大きくなると)、発生は(たとえば)1/4になるという、「自己相似性」があり、フラクタルと同じ概念となる。( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AA%E4%B9%97%E5%89%87 ) とかくと難しいが LogY=KLogx+Cであり、なかなか起こらない事象と発生の頻度が両対数グラフで直線(右下り)になるということだ。<o:p></o:p>
面白いのは、進化のなかで「死の谷」という低い適応度をくぐる必要があるというグラフで、これは芸術などで新しい様式への変革と同じだ。つまりは一度受け入れられない過程を通り抜けて、より高みに辿り着くというものだ。(P204)この、変化にもべき乗則が生態系の進化として関与しているとある。<o:p></o:p>
金融市場の変化も「太い尻尾」を持った、べき乗則で分析される。その仕組みは、互いに影響を及ぼす集団心理は「気分」により「臨界状態」になるゲーム理論で説明できるとある。最近、経済学の前提である「合理性」や「完全情報」はない、行動経済学こそが正しいという「流行」のひとつの根拠だ。<o:p></o:p>
都市計画で面白いのは、都市の規模もべき乗則だとあるが、当たり前な気がする。それは大きい都市を大都市と規程するからではないのか。(都市の領域や規程は人為的な側面が多い)社会学と自然科学がごちゃ混ぜになっている感じがする。金持ち(一人勝ち)理論も本当かなと思っている。<o:p></o:p>
ともあれ、平均とは何か、偏りは無いのかとか山火事は適当に発生させた方がよいとか面白く楽しめる本だ。<o:p></o:p>
久々に早く5時に伺ったのにカウンターは満席。お歳を召した方が多い。小上がりで新聞を読みながら、カウンターを待つ。店主のご兄弟は飲みながら吸いながらでも気配りが良い。会話わんわん。こういうところでは頭がのんびりして色々な思いを楽しめる。<o:p></o:p>
お酒が美味しい。いつも前には一品だけというのが好きなので、お通しの白菜漬け、飛龍頭、焼豆腐 ビールとお酒2本。一人だとお酒が美味しいのであまり食べない。その後、小腹が満たすのに三条にある篠田屋の中華そばで仕上げる。京都はこじんまりして便利だ。この先の龍門の葱そばも良い。<o:p></o:p>
ちゃんぽんが食べたくなりテニスのあと円町まで。大盛ちゃんぽん850円を。暖かい雰囲気のお店で気配りも佳い。大盛は大きな丼だが、惜しむらくはスープが冷えている。あらかじめ暖めるのが良い。具も炒めすぎで歯ごたえがいまひとつ。<o:p></o:p>
具は烏賊、紅のかまぼこなど本格的だ。スープもねっとりしておりしかも嫌味がない。センスがよく、化学調味料を(あまり)使っていない良心的な調理で、ちゃんぽんの麺自体も美味しい。<o:p></o:p>
長崎では康楽のちゃんぽんが好みであった。もっとこくや親しみやすさがあったように思う。ニンニクを揚げたものや脂の旨味のある豚の角煮など加えてはどうだろうか。角煮は切ってご飯に乗せて定食にもできる。<o:p></o:p>
久々に訪問。数十年ぶりに岸辺にある杭の打ち替えのため、池の水を干していました。維持費が掛かるなあと感じます。今回は宮内庁で年配のご案内、四季のテーマと木々、手水、灯籠の説明やパースなどルネッサンスの関連、キリシタンの関係など楽しめました。<o:p></o:p>
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水を干してあるのは、99年の正月にサン・アントニオのパセオ・デル・リオ(リバー・ウオーク http://www.thesanantonioriverwalk.com/ )に行った時、水抜きで川ざらえをしていたのを思い出す。規模は 大体銀座の5丁目から8丁目の広がりくらい、またはOBPの一回り小さいくらい(大体20ha位、桂離宮は7ha)でコンベンション・シティとして有名でアラモの砦も近い。(そこでは「shrine」なので帽子を取れと言われた)御参考だが、「サン・アントニオ水都物語」 三村浩史 訳に歴史が詳しい。 <o:p></o:p>
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桂離宮の回遊ではマクロ(月の方角、桂川からの取水 等)とマイクロ(ヴィスタの変化、小物のテーマ、模様、モチーフ等)の捉え方が多様で飽きない。 <o:p></o:p>
冬で陽射しが深く影が入り込んだり、水面からの反射が軒に入り込んだり興味深い。有名な市松模様の襖も日焼けしている。 <o:p></o:p>
清潔かつ繊細なディティールで発想豊かが飽きない仕掛けだ。維持には手間が掛かるだろう。拭き掃除が大変だろう。建築当時は茶が流行りだし、月も眺めていたのだろうが、船遊びは本当だろうか。派手な朱塗りの太鼓橋もあったというが。<o:p></o:p>
閉鎖的でアリスの世界のように離宮に逃避していたのだろうか。濃い内側に周りの世界に壁を作っていたのか。となると船で遊びに桂川まで出るのはどうだろうか。 <o:p></o:p>
むくり屋根の柔らかさは二条城本丸御殿にもある。女性的な柔らかさだ。閉鎖的宝箱の結界として垣根は竹を使い生きているもの(竹垣)、先が尖がっているもの(桂垣)の対比がある。<o:p></o:p>
トヨタの看板が揺らいでいる。一つはローテクのアクセル・ペダル根元のフリクション・レバー(摩擦(フリクション)で戻り具合を調整するもの)で、もうひとつはハイテクのアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の設定問題だ。つまりは部品と設計の両面で課題がある。<o:p></o:p>
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アクセル・ペダルのフリクションレバーは当たり面が樹脂製で磨り減って、湿気で張り付く恐れがあるという。CTS製であり、トヨタとして補償を求めるらしいが、品質の信用の対価はさらに大きいだろう。<o:p></o:p>
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プリウスのブレーキはアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の設定問題でABSとはブレーキがロックして方向が曲がったり、制動距離が長くなったりを防ぐ装置だ。これがつくと、自動車保険も安くなった記憶がある。もともとはパニック・ブレーキのロック防止であった。今回は、平滑な路面や片側の平滑面乗り越えで敏感すぎる作動がありブレーキ作動を調整する動きが「不自然」という指摘だ。物損事故も数件あるようだ。「~油圧、回生両ブレーキ併用から油圧ブレーキだけに切り替わる時、感覚的なタイムラグがあり、空走感を感じる~」とあるが、ハイテクが、エコ(回生ブレーキ)が事故につながっているのか。ハイテク優先で顧客意見を重視しないはどうだろうか。<o:p></o:p>
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今回はハイテク・ローテク両面の課題に加え対応の遅れといういままでのトヨタでは考えられない状況だ。トヨタは「カイゼン」と「カンバン方式」で高品質の車を大量生産してきた。その裏には、部品メーカの支えと顧客からのフィードバックがあった。このような事態を考えると、安心とはなにか、企業の対応とは何か、つまりは価格を越える何かの時代を感じる。もはや、品質と価格のカイゼンも限界なのかもしれない。タオルも絞りすぎるとついには切れる。<o:p></o:p>
機械は安く、永く使える、シンプルなものが好きだ。ブラック・ボックスとなった自動車の反動で自転車が好まれているのか。<o:p></o:p>
雪でテニスができない。色々片付けて、お昼は前から行きたかった吉野にする。雪の中寒い。三十三間堂までは分かったが迷うが露地の奥のお店にたどり着く。焼台は3つ、ご家族で3人でやっているのか。スジ・ホソ・ソバで「赤」(35度の純と赤玉ポートワインとのこと:立石のモツ焼 宇ち多゛の焼酎、梅か葡萄エキス、サイダーと似ている)も頼んで口開けの客。のんびり世間話を。広島風の焼き方だが押えない。ソバもソースで炒めてあわせる。ソースは普通と辛口があり、試して見て辛口が良いので流しかける。粉カツオと青海苔を厚みがでる位かける。<o:p></o:p>
コテで切りながら食べる。スジ・ホソと辛いソースの取り合わせは懐かしく圧倒的な店屋の味だ。どんどん進むが、途中でもっとソースをかけ、粉カツオを足す。ますます美味しく、底もかりかりで「赤」が進む。辛口ソースはニンニクは入っていないとのことだか食後にはチリの他にカレーのようなカルダモン、グローブ、ペッパーの感じがした。<o:p></o:p>
昼からビールとお銚子のシルバー夫婦や徹夜飲みの方など活気に溢れる昼酒のお店だ。美味しいし、安いし大したものだ。<o:p></o:p>
まさかと思ったが。お気に入りの作家で著作はすぺて楽しんでいた。<o:p></o:p>
代表作は「冬狐堂」シリーズであろう。旗師(店を持たない骨董屋)宇佐見陶子はたおやかでしなやか、物語りはしみじみしていて、骨董知識も増え楽しめる。<o:p></o:p>
さらに、蓮丈那智シリーズでは狷介かつ傲慢で酒好きの蓮丈那智助教授と良い様に使われる内藤三國助手が民俗学調査という特異な分野で事件を解いて行く。<o:p></o:p>
調理師でもあり、ビアバー「香菜里屋」シリーズのお酒や料理の組立てが巧みで美味しそうだ。<o:p></o:p>
京都が舞台の「支那そば館の謎」はともかく「ぶぶ漬け伝説の謎」は傑作で必読です。怪盗の有馬次郎が嵐山の知る人ぞ知る名刹(実在します)大悲閣の寺男となり新聞記者の折原けい、作家のムンちゃん、住職が織りなす京都ならではの謎を解いてゆくお笑い謎解き。とにかく楽しい。<o:p></o:p>
他にも、お奨めは多い。短篇が多いが、謎が良く考えられ、しっとりとした読後感、料理や骨董、修復、民俗学という独自の世界が楽しめる著作です。旅に持って出て読むと更に楽しいでしょう。<o:p></o:p>
もっと書いて欲しかった。<o:p></o:p>
寒いので久々に岡崎の山元麺蔵へ。いつもはカレーうどんなのだが、美味いしそうな野菜の天ぷらを食べたいので、かけうどんと天ぷら別盛り(890円)に。天ぷらは、舞茸、人参、南瓜、獅子唐、薩摩芋、紫蘇、茄子で食べでがあります。うどんはしなやかだが、今日は腰がない「京」風。これはこれで美味しい。出汁の節は効いているが荒く塩っぱい。<o:p></o:p>
口開けの11時で待ちがでる。うどんは、席に座ってから25分で出てきた。回転は良くない。驚くべきはカップルの多さ。饂飩屋デートが流行っているのか、岡崎のエリア特性が好まれるのかえらく多い。南のグリル小宝(洋食の名店)に行くなら分かるが、何故なんだろう。うどんでは、ずるずるとすするのに忙しいし、しゃべっていると延びるので会話も弾まないし、長居もできないし。しかも歩きで来ているようだ。<o:p></o:p>
デートも低価格志向なのかも知れない。<o:p></o:p>
デパートの売上は2008年が5.7兆円、バブル後の1992年のピークが9.7兆円、その後持ち直して1997年に9.2兆円、そして2009年は6.6兆円とであった。2009年は1992年のピークのざっと2/3だ。つまりは、80年から92年には年率4.5%で延びたが、97年以降は2.7%で縮小している。分からないのは、出店・閉店も加味した坪効率(坪あたり売上)の推移だ。閉店や転用により売場面積は減少している。<o:p></o:p>
そこで、デパートの閉店のパターンを分けた。思いつく事例とともに:<o:p></o:p>
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① 専門店への賃貸:三越新宿南館→大塚家具(1999年)<o:p></o:p>
② 専門店への売却(入れ替わり):三越池袋店→ヤマダ電機(2009年)<o:p></o:p>
③ 専門店への売却(建替え):近鉄京都→ヨドバシカメラ(2010年)<o:p></o:p>
④ 賃貸からの退去と専門店の入れ替わり:そごう東京店→ビックカメラ(2001年)<o:p></o:p>
⑤ デパートへの売却(入れ替わり):そごう心斎橋本店→大丸心斎橋北館(2009年)<o:p></o:p>
⑥ デパートへのグループ再編:丸井今井→三越・伊勢丹(2009年)<o:p></o:p>
⑦ 閉鎖のみ:近年多い<o:p></o:p>
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これらの結果から<o:p></o:p>
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1. デパートの集中と選択による床面積縮小<o:p></o:p>
つまりは、選ばれたデパートが生き残る。質は保たれ、量は少なくなるは大量出店の歴史の裏返し<o:p></o:p>
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2. 専門店への進出機会の提供<o:p></o:p>
専門店の都心・好立地の出店機会となる。つまりは、家電・家具の専門店化が進むということだ。競合によりデパートの家電・家具の縮小は進むことになる。いよいよ、家電(単価が大きい)の競合は進む。逆に、肌理細やかか提案の矜持は高まる。<o:p></o:p>
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3. 都市への影響は大都市では軽微、地方都市では<o:p></o:p>
デパートが核であった都市は撤退が問題となろう。逆に、将来は小さなデパートの可能性があるかもしれない。歴史は繰り替えす。小さく、居心地の良いチェーンも多い。紀伊国屋やDean & Delucaを見てみよ。(そのうちボストンのBread&Circus と Au Bon Pain も来ないかな)<o:p></o:p>
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閉店前の有楽町そごうの「食堂」は名残のお客で混雑していた。阪急百貨店の特別食堂のカレーも忘れられない。ディズニーもキャラクターは長く使っているが「アイコン」となっている。そして新しいものを同じ規範で絶え間なく加えている。幹と成長だ。デパートも集客産業として同じだ。(TDRは約2,000万人/年に比べ大型デパートは3,000万円/年)デパートは先ず規模が縮小してから、再生だろう。<o:p></o:p>
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「デパートは夢」をそのままに「施設」と「人」で変革して欲しい。<o:p></o:p>
前記の内容をまとめて分析する。共通した知見は<o:p></o:p>
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1. 賃貸物件
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阪急四条河原町は住友不動産(地下1階から6階)・洛友建物管理(地下2,3階)となっている。その昔は高瀬川の関連のお屋敷でもあったのかも知れない。<o:p></o:p>
有楽町西武の入るビルは「有楽町センタービル」と言い朝日新聞・東宝・松竹の共同ビルでかつては朝日新聞社東京本社、日劇、丸の内ピカデリーがあった。<o:p></o:p>
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2. 地域1番店に集中と入れ替わり<o:p></o:p>
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デパートは1万坪でフルライン 1.5万坪で充実したフルライン、2万坪強は巨艦店。規模が大きい程、効率的で、駐車場も多い。歴史もあり、お得意様も多い。さらに、経験のある人材の集中配置、テナント争奪の優位性、買い回りの利便性、滞在時間の長期化も挙げられる。なにより、競合店舗に勝てる方策がある。<o:p></o:p>
閉店と入れ替わりは心斎橋そごうと大丸の事例がある。売買でないと(安く買わないと)メリットは出ないかもしれない。<o:p></o:p>
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3. 競合の老舗<o:p></o:p>
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四条河原町阪急の近くには高島屋と大丸があり、両社とも創業地であり京都顧客に馴染んでいる。そのため、ヤング向けにしたら、JR伊勢丹が競合したという状況だろう。<o:p></o:p>
有楽町西武の近くには松屋と松坂屋、三越があり、さらにプランタンもできた。特に、松屋のサービス(トイレ 等)は有名で待ち合わせにも良い。しかも、老舗の個店が多く、デパートのニーズは限定的である。<o:p></o:p>
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4. 好立地での優れた建築と課題<o:p></o:p>
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両建築とも竹中工務店設計施工だ。<o:p></o:p>
京都阪急(1976年)は1階まわりがセットバックしており、時計の下などと言って待ち合わせの利用が多い。会社に入りたての頃、祇園祭で京都にお住まいの本部長と女性も連れて待ち合わせた思い出がある。四条河原町の角で落ち着いた色彩とデザイン、シースルー・エレベーターがあり記念碑的建築と思っている。しかし、規模が3,300坪ではいかんせん小さすぎる。阪急百貨店梅田本店 京都アネックスにしておけばよかった。<o:p></o:p>
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有楽町マリオン(1984年)は開発手法として主だった3地権者をとりまとめ、土地区画整理事業による廃道と一体化を図っている。(現状の通路は開発要件であるが道路ではない)この小さい区画での施行は例が少ない。(ちなみに汐留の再開発は土地区画整理事業と再開発地区計画の合併施行:道路・街区の整備と建築内容の規制の合併)そのため地軸が曲がっているような通路に特色がある。なお、裏の有楽町イトシアは有楽町駅前第1地区第一種市街地再開発事業 http://www.itocia.jp/facilities/index.html 。<o:p></o:p>
もともとは横の連窓で梅田の阪急グランドビルのようなデザインであったが、縦のマリオンに変更し、それが名前につながった。建物デザインは縦横区画(水平はアトリウムで、垂直は中間層で区分)し、4区画同時に火災が起こらないという防災の特認を取り、上部の映画館や商業の避難階段をとりまとめた。更に中間階は設備ゾーンとし、ダブル・スパイラルの避難階段で更なる有効利用を図った企画技術は素晴らしい。<o:p></o:p>
但し、左右に分かれるデザインは、1階では人の通行量の増加となるが、ワンフロア一体利用に課題がある。<o:p></o:p>
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両ビルとも思いいれと思い出があり、再生を祈る。<o:p></o:p>
西武は 15,700㎡(4,700坪)で1984年開業、向かいの有楽町阪急11,000㎡(3,300坪)は道を隔てた有楽町東芝ビルの数寄屋橋阪急とともに区分所有者の東宝(東京宝塚劇場が発祥で阪急の系列)の関係もあり出店したと言われている。一体化する約8,000坪でどうにかフルラインのデパートとなる規模だ。ビルの形状から店舗が左右に分かれるという課題はある。<o:p></o:p>
坪効率は28万円/月・坪で、これも平均の半分だ。ピークの92年でも48万円/月・坪に留まっていた。西武百貨店自体が、そごうと組んで、さらにセブン&アイ・ホールディングス(以下 7&I)の傘下となってからは、かつての「提案型」の輝きを失った。<o:p></o:p>
「マリオン現象」も一世風靡し、南北の中央通の動線から、銀座4丁目交差点から西への回遊動線の形成に寄与した。しかし今や銀座中央通への店舗集中があり、西への動線はイトシアもあるものの、数寄屋橋阪急の建替えもあるが、相対的に弱くなった感がある。なんといっても横断歩道を待つのが長い。 <o:p></o:p>
西武も地域1番店の池袋本店に経営資源を集中させる思惑があるのだろう。また、阪急は、数寄屋橋も無くなり、西武の跡に出るのかも知れない。(心斎橋そごうが土地の価格程度で売却され大丸北館となったように)、その場合は、今後色々な協議となるだろう。<o:p></o:p>
似たような都心デパート2店舗の閉鎖がある。連載で分析を行ってみます。<o:p></o:p>
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四条河原町阪急(以下 京都阪急)は1976年に開業した。店舗面積は8,909㎡(2,700坪)とあるが、これは7,8階のモザイク・ダイニング京都を含んでいない。加えたら3,500坪位だ。坪効率は発表資料によると17万円/月・坪でデパート平均の1/3くらいでこれは運営も悪かったとしか言いようがない。なお、ピークは92年の52万円/坪であった。<o:p></o:p>
一般にデパートはフルラインなら1万坪が目安と言われている。京都阪急はもともと小さかったが、昔は地下に食料品もありなかなか良かった。それがGAPになり、今の女性向けファッションになった。今でもデパートではなく、ショッピング・センターであろう。40人と店員も割りに少ないのはそのためだ。<o:p></o:p>
京都の街で人気は河原町・四条・烏丸・御池で、田の字ブロックの東北だ。京都阪急は回遊動線の外周ではあるが、阪急と地下でつながり、しかもこのあたりの待ち合わせ場所だ。祇園へのとば口にもあたる。<o:p></o:p>
さらに、上のレストラン街では、かつて「京風ラーメン」あかさたながあり、割引の100円の日には客が詰めかけた。青冥もあり、お好み焼もあってやたら利用した。いまはMOSAIC(阪急商業開発)の運営で目新しいが行かない(高島屋のレストラン街が好みだ)。<o:p></o:p>
阪急はセンスの良さが強みで、今でも京都阪急には横浜元町の「キタムラ」がある。阪急は梅田本店は2012年の開業で、今は西宮店の開業負担も大きいはずだ。梅田本店のフルオープンの2012年まで待ち、収入確保の上、店舗閉鎖経費(減損損失は5億円計上とのこと 20万円/坪くらいか)の負担に備えるのが常道だろうに。この時期閉店とは高島屋との提携の課題(過剰店舗または京都高島屋アネックス化)か賃料問題かも知れない。<o:p></o:p>
競合として京都駅の伊勢丹が言われているが店舗過剰だけだろうか。梅田でのデパート戦争に対応する阪急の経営資源集中方策も見える。<o:p></o:p>