昔の若者は、先ず「車」であった。今や、持たないのがかっこいいと言う。その割りに、月に1万円以上の携帯料金の支払いには寛大だ。<o:p></o:p>
かつて、笑い話として「BMWで銭湯に行く」というのがあったが、それだけ住宅環境が良くなかった。その埋め合わせに車という「移動空間」があったのではないか。つまりは自分の独立したスペースが欲しかったのではないか。30年前、住んだ下宿は、木造、便所共同、風呂・台所なし(外食と銭湯)で、それでも都内で3畳 1万4千円、郊外では4畳半で同じくらいであった。初任給が10万円くらいだっただろうか。今の下宿はワンルームで、ユニットバスと洗濯機、キッチンが当たり前で遮音もあり、住むところも6畳くらいはあるだろう。これならお家で、飲んだり、楽しんだりもできるし車が無くでも良さそうだ。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
その割りにかつて流行した(ピュア)オーディオは衰退している。音楽は手軽になって携帯プレーヤーとイヤホンで充分なのだろう。そのかわりパソコンがある。本も電子化が進む。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
最近、お値打ちの饂飩屋や洋食屋でカップルが多い。これも情報の流布とお手軽志向なのかも知れない。結構高い自転車に乗る若者は良く見かけるが。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
消費しようと、貯金しようとGDPは同じ。ただ売上が伸びないため心理的な低迷感はあろう<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>