私は、ある文化に惚れ込むと、その言葉を習いたくなる習性があります。
チェコ語を勉強したのも、プラハに惚れ込んだためですが、大学の「全学部共通、初級チェコ語」の授業は難しくてついていけず放棄。
何故初級が難しかったかと言うと、他のスラブ語を知っているスラブ学の学生やチェコに親戚や友達がいるという受講者が多く、本当の初心者は殆ど私一人だったからです
その後初めてシリアを旅行して感激、アラビア語を始めました。初めは留学生と交換教授などしていましたが、系統的に勉強できないので、国民大学のアラビア語コースを受講・・・ところが、初級クラスしかなくついにダマスカスのゲーテ・インスティテュートでアラビア語1ヵ月集中コースを4回受講。
数年前、アラブ婦人協会の会長さんと知り合ってからは、この協会のアラビア語コースに通っています。
私のアラビア語の先生はヨルダン人で、ギリシャ正教のクリスチャンです。
ある日の教室(右が私のクラスの先生、左は受講者のひとり)
以前はヨルダンの学校の教科書を
使っていましたが、今はこの教科書です。
参加者もユニークです。ご主人がシリア人というオーストリア女性とその娘、父親がシリア人で母親がブルガリア人という大学生、イラク出身の高校生、パレスチナ出身の女性、イラン人など。
アラブ人でもヨーロッパで生まれ育ったため、アラビア語を改めて習うという人たちもいるのです。
これはダマスカス大学の日本語中級授業風景