愛読の新聞NZZ(新チューリヒ新聞)には、時々動物に関する面白い記事が載ります。
今回はベルン(スイスの首都)にある小動物クリニックの紹介です
小動物とは、大型家畜を除く犬猫のほかウサギ、ハムスター、小鳥、爬虫類など。
これはベルン大学獣医科の付属病院で年中無休24時間体制で外来、入院、救急患者を診療。
記者が取材中、高さ10メートルから落ちて、前足で着地した猫さんが救急病棟へ運び込まれました。
前足の片方か両方骨折の疑い。それに呼吸困難のため、酸素ドームの中で応急手当を受けたそうです。
集中治療室へ運ばれる犬の患者さん
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麻酔医が患者さんの状態を見ながら運んでいます。
中庭を散歩する犬の患者さん
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回復期の入院患者さんは、看護士の付き添いで散歩。
見にくいですが、看護士さんは左手に点滴の袋を持っています。
記事の全体
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現在のレベルでは、透析、放射線治療、化学療法その他、人間に施される治療法の大半が獣医科でも可能。しかし、最先端の治療法を用いると非常に治療費が高くなるため、もっと費用のかからない方法を選ぶ場合もあるそうです。
スイスでも至るところに、こうした動物病院があるというわけではありませんが、小さな国で、交通機関が便利なため、比較的遠くからでも、この病院が利用できるのではないかと思います。