ドタバタとサボっているうちに2009年になりました
クリスマスカードと年賀状を立て続けに出すというのも面倒なので
もう長らく、両方まとめた挨拶カードを作っています。
以前には12月中に発送済みだったのですが、この数年立ち遅れ続き
それで、旧正月向けのカード?が出来るまでのつなぎに古いカードをアップ
毎年、短いお話や引用を使っています。このときのお話は「ロバ勲章」
耳を強調し過ぎてウサギロバ
A4のマーブル紙を使い三つ折りにしてあります。
広げたところ(一番上の行は「謹賀新年」に当たります)
カードの裏側には自分の訳文をプリント。訳文をアップするため
概略文と本文に分割する方法を考えたのですが、そうすると
基本設定を変えることになり、これまでの記事がどうなるか不明
訳文のワード文書を、ブログ画面に貼り付けると長くなるので、
訳文を画像としてスキャンしたのは
こちら
万一お話に関心をもたれましたらクリックどうぞ
ところで
アブ・アル=ハイルの本心は、どうだったのでしょう?
宝物にしているロバですから、きっと、それは、いかなる名馬にも劣らない立派なロバだったに違いありません。要するにアブ・アル=ハイルは、大切なロバを手放したくなかったのでしょう。でも「嫌だ、あのロバは手放したくない」と言えば、大人気ないし、シリア(当時はオスマントルコ)とドイツの間の外交問題にも発展しかねません。両国のメンツをつぶさず、しかもロバを手放さない方法として、アブ・アル=ハイルは、手っ取り早くロバのメンツをつぶすことにしたのでしょう。本ロバが聞いたら「オレは、そんじょそこらのロバとは違う」と怒ったかもしれません。アブ・アル=ハイルの巧妙な駆け引きは、外交官の鑑ではないでしょうか。
「ロバ勲章」のエピソードが載っていた本
写真の人物が著者ファクリ・バルーディです。
Wikipedia:
ドイツ皇帝ウィルヘルムII世
ヨーロッパを第一次大戦に導いた張本人ですが、
ここでは気の利いた脇役となっています。
(もちろん、お話は本当の出来事です。)
今年が皆様にとって充実した年となりますように