ちょこっと御無沙汰しました
目下この日本の片隅で、ひっそり草むしりなどしております。
これから不定期に何回か、画像なしで、忘れられないエピソードを書かせていただきます。
私が、現在の定住地に住むようになって間もない頃のこと。
ある老紳士に会ったことがあります。
後で別の人から「あの人は無国籍だよ」と聞きました。
老紳士は第二次大戦直後、ブルガリアの外交官として西ヨーロッパの一国に駐在していました。
ブルガリアがソ連傘下の共産政権になったとき、
その人は、旧体制派だったため、国籍を剥奪されました。
無国籍の人が、どうやって諸国を移動できるのか、びっくりしましたが、
「無国籍証明書」という身分証明書がパスポート代わりになると聞きました。
今考えてみれば、地球上のどこにでも起こりうることですが、
その時は、ヨーロッパの深淵を覗いた気がして、ゾーッとしました
1989年の東欧開放以降、その人がブルガリアへ帰ったかどうかは知りません