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みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

14の呪縛

2014-02-13 | その他

日本特有のチョコレート売上促進日のことではありません。



ウィキ・フィリー画像

既に昨年、予告編「1913」があったように、「14」と言えば「1914」

そして今年は
第一次世界大戦勃発から100周年なのです。

昨年後半からNZZ(新チューリヒ新聞)にも特集記事が掲載されるようになり、ラジオでも特集番組が時々あります。調べていませんが、雑誌やテレビも同様だと思います。
第一次世界大戦はヨーロッパに強烈な衝撃を与えました。そして、その残響と余震は21世紀まで続いています。第一次世界大戦の戦後処理が第二次世界大戦の原因となり、両大戦の生み出した様々な紛争は今も続いているからです。


第一次大戦で戦死したウィルフレッド・オーエンの詩集


オーエンは、フランスの戦線における体験から、戦争の残酷さ悲惨さを表現した多くの詩を書き残しました。しかし、推敲・整理・編集をする前に、1918年11月4日戦死。休戦協定で戦闘が終わったのは1週間後の11月11日でした。

"I am the enimy you killed, friend.
I knew you in this dark: for so you frowned
Yesterday through me as you jabbed and killed.
I parried; but my hands were loath and cold.
Let us sleep now...."


オーエンの詩"Strange Meeting"の最後の部分


オーエン戦死後、オーエンの詩集を出版したジークフリート・サスーン


オーエンは戦争中、詩人サスーンと知り合い、大きな影響を受けました。第一次大戦でも(それ以前の戦争や第二次大戦と同様)多くの芸術家が戦死していますが、サスーンは生還し、オーエンとともに代表的な「ウォーポエット(戦争詩人)」として知られます。

サスーンについてはウィキ日本語版がないので英語版をご覧ください。


第一次大戦・戦争文学の代表作のひとつ


この本の著者フレデリック・マニングについては英語ウィキをご覧ください。

オーエン、サスーン、マニングの本は日本語訳が無いようです。スキャンした表紙の本は、まだアマゾンを利用するようになる前、ウィーンの英語専門書店で買いました。

日本は第一次大戦にちょこっと参加したものの、国土が戦場になったヨーロッパのような衝撃的体験は無かったので、第一次大戦をめぐる文学作品は、あまり知られていないのだろうと思います。



しかし、映画化などを通して世界的に知られているのが、レマルクの「西部戦線異状なし」。

Wikipedia:映画「西部戦線異状なし」


続くことになると思いますが、恒例、乞無期待