前回、忘れられないイスタンブールの猫さんをアップしたら、もうひとつ忘れられないものを思い出しました。
その超ピンボケ写真がこれです
これはイスタンブールにあるビザンツ時代の文化遺産、地下の大規模な貯水槽で、イエレバタン・サライと呼ばれています。ユスティニアヌス帝の時代532年から542年の間にに建造されました。長さ138m、幅65mで、28列に合計336本の円柱に支えられ、柱の高さは8m。古い時代の建築部品が転用されているため、メデューサの首が無造作に円柱基部に使われていたりします。それが却って不気味で神秘的な雰囲気をかもし出しています。
上の写真は私が撮った超ピンボケ写真。他にも内部を撮ってみたのですが、薄暗い照明なので、多少なりとも写真らしいのは、これだけでした
そこで、内部の神秘的な雰囲気は、Wikiフリー画像でご覧ください。
トルコ語Wikipediaにあった写真です
今でも水があり、クラシック音楽が流されて、非常に印象的です。雰囲気を楽しむため3回見に行きました。
イスタンブールの前身はビザンツ帝国の首都コンスタンチノープルで、オスマントルコが1453年にイスタンブールを占領して以降、オスマントルコ帝国の首都イスタンブールとなりましたが、1924年ケマル・アタチュルクがトルコ共和国を樹立、首都をアンカラに移しました。しかし、イスタンブールは今でもトルコを代表する大都市です。
オスマントルコはビザンツ時代の重要な文化遺産を受け継ぎ、これを凌駕する建築や芸術を生み出そうと努力しましたが、私の印象では、ビザンツ時代の文化遺産の方が、ずっと強烈でした。ローマ時代の水道橋も見事でしたが、最大の傑作はハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)です。感動して毎日見に行ったので、係員に「あなた毎日来ますね」と言われました。
世界中ゴタゴタガタガタする中で、世の中ちっとも新しくならないまま「新しい年」なるものが来ます。
でも、猫さんを見習って来年もマイペースで暮らしましょう
こんなボログですが、これからも宜しく
メデューサ、横倒しになってるんですね。顔が。
私の大学時の卒業制作が、ギリシャ、ローマ神話でした。
ビザンチンというのは、憧れる部分が多いです。
もちろんその時代にいたらいろいろと大変だったでしょうが、装飾的な点からだけみてしまいがちな私にとっては、
もしもお金が山のようにあったらビザンチンな内装がいいと思っていた時代もありました。
日本では難しいですねえ. . . ハハハ。
今年もいろいろと楽しい話題をありがとうございました。
来年も、楽しみにしていますね。
単に柱を立てるのに最も安定した状態を選んだのでしょう。
ローマ帝国が東西に分裂して以降
古代ギリシャの文化遺産を継承したのが東ローマ。
しかし古代ギリシャや西ローマとは明らかに違う
神秘的な世界・・・と思ってしまうのは私の無知のゆえか・・・
金箔を使ったモザイクなんか、ビザンツ帝国の繁栄の証拠ですが
オスマントルコに滅ぼされても文化遺産で凌駕している
その迫力の秘密は何だろう・・・と今も不思議です
はい、これからも、どうぞ宜しく