ハッと気づいてみれば「2日おき」の更新を、すっかり忘れていました
確かにウクライナは気になっていますが、それ以外には忙しかったわけでもなく、ただ忘れただけ
このところ暫く旧市街にご無沙汰だったので、久々にシュテファン寺院です
・・・と言っても、今回は建物を建てた人。工事の指揮をした人で、つまり棟梁ですね
古い時代には「個人」という存在は殆ど意識されず、従って誰が建てたかも記録されていません。
しかし中世末期にシュテファン寺院の建設工事を指揮したアントン・ピルグラムは、教会の中に自分の肖像を残しました。
近世における自我への先駆けと言えるでしょう。
幾つかあるオルガンのひとつの基部にあるレリーフ
その全体(暗くて見にくい写真ですが・・・)
壁のラクガキみたいなのが面白いですね。「マイスター・アントン・ピルグラム1513」ではないかと推定
説教壇の下にもピルグラムの肖像があります。
「窓から覗く人Fenstergucker=フェンスターグッカー」という通称があります。
1880というのは、改修か何かの年と思われますが、忘れなかったら、そのうち行って調べてみましょう
左側に見える複雑な装飾彫刻の上が説教壇
さて肝心のピルグラムさんは、どんな人か英語Wikiに紹介されています(丸投げ)
とてもわかりやすいしね。
日本でも、できそういなのに見かけない。
瓦とか軒の彫刻とかにね。
<ののちゃんより>
hおを頭に付けて… ttps://sea.ap.teacup.com/nono/
ヨーロッパでもゴシック建築の時代に、こういう例は殆ど無いのではないかと思います。
本当に「先駆け」ですよね。
ルネサンス以降になると絵画の群像の端っこに画家の姿があったりとか、普通になってきます