「両モモッテ」イタリア語版を見つけたヴェネチアは、私のお気に入り都市のひとつです。ヴェネチア愛好家は古今東西に沢山いますが、その夢は「旅行者のいないヴェネチア」を体験することと言われます・・・
実は自分も旅行者の数を増やしている一人なのですが、ヴェネチア愛好家は、自分のことは棚に上げて他の旅行者にケチをつけるのであります
これまで十数回ヴェネチアを訪ねた中で、ただ一度、旅行者のいないヴェネチアを体験したことがあります。
1991年2月、ちょうどクウェート占領中のイラク軍を連合軍が攻撃、いわゆる湾岸戦争の最中でした。同行する友達の家族はテロを心配しましたが、私は「ヴェネチアの海軍基地なんて玩具みたいなものだから大丈夫」と請け合いました
本当に、ゴーストタウンみたいなヴェネチアで、レストランに入ってもガラガラ、ボーイさんが「こんなに人のいないヴェネチアは生まれて初めてだ」などと奥でヒソヒソ喋っているのが聞こえました。
でも、どの名所もガラガラで待ち時間もなく、とても快適でした
滞在中のある日、更にヴァポレット(水上バス)のストライキがありました。友達と私は「さては戦争反対のストライキか」と勇み立ちましたが、単なる賃上げ要求ストでした
写真は、アカデミアの橋から、カナルグランデの最後の部分を見たところで、サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会が見え、そのちょっと手前右岸にはグッゲンハイム美術館が見えます。普段ならヴァポレット、ゴンドラ、モーターボート(公用、個人用、ハイヤーなど)が込み合っているカナルグランデに舟っこ一艘いません。
かなりシュールな光景でした
何を見ても感動の嵐。
口をポカンと開けてみとれたのを思い出します。
美術館をめぐり、ゴンドラに乗りカンツォーネを聴き、街中を散策し・・・お決まりのコースですね。
新婚旅行でなく訪れたい場所です。
とにかく、あんな狭いところに歴史と文化がぎゅーっと凝集されているのは凄いですね。これも世界でヴェネチアだけでしょう
バラバラで脈絡無しですが、ぽつぽつ、あちこちのピンボケ写真アップします
ヴェネチアは行ったことがないのですが、
一度は行ってみたいです!
たぶん・・・宝くじが当たったら(笑)
そういう事情で誰もいない写真が撮れたんですか。
素敵だけど不思議な写真♪
ストライキのあった日、乗り物としては水上タクシーだけでした。そこで、歩けるところだけ回りました。この写真は本当に「異常」ですが、そこが面白いです。もう二度と撮れない写真です
そうそう、ヴェネチアの猫って有名なんですが、良い写真は残っていません
ヴェネチアでは近年ますます洪水が増えているようです
以前はラッシュアワーのような混雑にもめげず
繰り返し見に行ったものですが
この頃は、あの混雑を考えると億劫で・・・
いつかは水没する運命と言われる「水上都市」ですが
それまで、まだ十分歳月はあると思いますよ。
でも、太平洋やインド洋の島国や小島の数々は
もう危険な状態です。
ヨーロッパ・アルプスの氷河は、どんどん縮小しているし
地球温暖化を抑えるため私たちが出来るのは
やっぱりエネルギー節約でしょうね