昨年暮れのことです。ドイツの友達からの手紙に、日めくりカレンダーの10月26日が同封されていました。
それを読んで私はガハハハッと大笑いしてしまいました
蛇足ながら10月26日はオーストリアの「ナショナルデー(国民の祝日)」という祝日です。これは1955年10月26日、オーストリアの永世中立が国会で決議され、第二次世界大戦後にオーストリアを分割統治していた連合国軍(米・英・仏・ソ連)が完全に撤収した日です。
Wenn Unfreundlichkeit gesund wäre, dann wär die Herzinfarktquote in Wien auf null.
「不親切が健康的とすれば、ウィーンでの心臓発作発生率はゼロた」
これを文字通りに受け取れば、ウィーンはよっぽど不親切な街だということになりますね。でも実際には親切な人は沢山います。
しかし、そうなのです。ウィーン市民自身が「ウィーン市民がいなければ、ウィーンはもっと美しいだろう」などと言います。
「悪ぶる」というのでもなく「自虐趣味」でもなく・・・「ひねくれた自慢」ですかね
某猫学文献の著者が指摘している「猫飼いの自慢」(「邪魔されて困るんですよ」「爪を立てて痛いんですよ」などと自慢)に似ている・・・ようで、やっぱり違います
蛇足ながら、上の言葉の「張本人」はオーストリアのカバレッティストあるいはヴォードヴィリアンのヨーゼフ・ハーダーです。
この英語Wiki記事では「コメディアン」という言葉を使っています。
まあ、そんなようなものです
ウィーンとオーストリアの問題はひねくれているので、そのうち又続くかも、かも
連合軍による分割統治の時代についてはジープの4人をご覧ください。
更に蛇足ながら・・・多くの国には独立記念日とか革命記念日があります。いつから国があるのかはっきりしないが、ずーっと一つの国である日本では、神話に遡ったわけですね。
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