くさい話に続いて古代ローマ博物館の展示です。
古代ローマの人たちにとって、この辺りは寒かったわけで暖房は重要でした。
発掘されたローマ軍士官の家の床構造

床・壁面暖房システムで、床下の空間に暖めた空気が送り込まれました

壁の裏側にも隙間があって熱気が通るようになっていました

床に用いられたレンガ

一般には四角いものが多く、この形は珍しいデザイン
暗渠の蓋(砂岩製)

古代ローマ帝国の公衆衛生施設は大変優れていました。ローマ帝国滅亡と民族大移動による混乱で、そうした施設が失われた後、再び同じレベルになるのは19世紀後半だそうです。
Wikipedia:ヴィンドボナ
Wikipedia:Vindobona(英語の方が詳しく写真もあります)
東北の被災地の町づくりは、下水管の破損修理がなかなか進まず、上に建物を建てにくいんだとか。
インフラって大事ですね。
社交トイレも排水がよく出来ているようだし
しかし、地上の耐震建築については
随分技術が進んでいると思いますが
地下の配管などについての耐震構造は
ひょっとして世界的に軽視される傾向があるかも・・・
これからの課題ですね