ラジオで特集番組を放送していて気がつきました。今年はフリッツ・ヴンダーリヒ没後50年に当たります。
不世出のテノール歌手と言われながら1966年9月17日、階段から落ちて頭蓋骨骨折という不慮の事故で亡くなりました。オペラ歌手の活躍できる期間を30代から60代としても、向こう30年の輝かしい歳月が突然消えてしまったのです。大変残念なことです。
ルチアーノ・パヴァロッティも、歴史上最高のテノールとしてフリッツ・ヴンダーリヒをあげています。
ヴンダーリヒのCDは今でも入手できますが、幸い今はYouTubeもあります。
チリトンバ
歌詞の英訳
ナポリ民謡と言ってよいでしょう。歌詞英訳サイトによれば「チリトンバの意味はいまだに不明」とあります。まあ「エッサホイサ」とか「ヤットコドッコイ」の類と思われます。
「ティリトンバ」というカタカナ表記が一般的のようですが、歌えば「チリトンバ」に聞こえるし、この方が可愛い・・・かな

ヴンダーリヒの録音作品の中で重要なひとつは「グラナダ」だと思います。ドイツ語訳で歌っているのですが、不自然さがありません。
グラナダ
歌詞の英訳
グラナダは、アラビア語の「アル・ハムラ(赤い宮殿)」に由来するアルハンブラ宮殿で知られています。
ルチアーノ・パヴァロッティの歌唱が聞ける以前の記事
再びルチアーノ
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