みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
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琥珀の目の兎

2020-02-25 | おきにいり

以前に紹介した「琥珀の目の兎」出版以降、エフルッシ宮殿の特別ガイドツアーが実施されないかと期待しているのですが、恐らく内部が完全にオフィスとなっているせいか、ガイドツアーなど全く企画されていないようです。
しかし、出版後、美術史博物館で根付が展示された後、昨年末からユダヤ博物館でエフルッシ展が開催され、大多数の根付が展示されています。

最近、琥珀の目の兎に会うため、ユダヤ博物館へ行ってきました。
以前には何回か訪れていますが、久々に行ったところ、警官が入り口を警備しているので、ちょっと驚きました。
世の中、以前より物騒になっているのですね。


先ずはウィーンにおけるユダヤ文化の展示をチラッと見ました。

以前に紹介したヤド


展示室の様子


シナゴーグの壁掛け2点





本命はウサギさんなのでエフルッシ展に移ります。

入り口で迎えてくれるのは兎さんの琥珀の目


エフルッシ家の歴史も紹介されています。

ルノワール筆のエフルッシ家のどなたかの肖像画


エフルッシ家が所蔵していたギュスターヴ・モローの絵画


描かれている人物はイアーソーンメーディアです。

そして根付の部・・・

兎さんのショーケース


左端の兎さんが、やはり独特の雰囲気と気品をたたえています。

その他の根付の皆さん








私のは恒例ピンボケ写真ばかりなので、ウィキ・フリー画像の「ご本人」



以前のボログ記事
女傑の空白
蛇なし宮殿


ユダヤ博物館のエフルッシ展は好評らしく3月8日までの予定が4月13日まで延長されました






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2 コメント

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めんまねえちゃんさん (ななみみず)
2020-03-01 01:07:46
お返事遅れてしまいましたが
改めて、どうも有り難うございます

日本で生まれた数々の根付がパリのコレクターによって集められ、ウィーンに保管され、ひとりの勇気ある女性によってナチスの没収を免れ、相続した人が東京の自宅に展示し、それを相続した著者によって再びウィーンに展示されている・・・深い印象を与える物語です。
根付を作った職人さんたちの愛情が込められていると思います。
エフルッシ展以降は、あるいは著者の自宅に戻るのでしょうか。あるいは継続貸出品として、どこかの美術館に展示されるのかもしれません。
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Unknown (めんまねえちゃん)
2020-02-27 22:55:01
荷物無事についてよかったです。
ご紹介していただけるのですか?ふふふ、大丈夫です、嬉しいです。

そしてヤド、一瞬望遠鏡かなあと思ったのですが、
なるほど、そういう特別なものなのですね。
美しい...根付も美しくもかわいいですねえ。
お金がうなるほどあったなら、多分集めちゃいます。
うさちゃんのは、ルビーか赤瑪瑙とかが目に入った象牙なのでしょうか。うーん素敵。作ってみたい...
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