みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

黒いカラス

2009-01-08 | そこらへん
         黒いカラスって当たり前で、特にビックリするものではありませんが

         近所にあるビアホール(らしい)「黒いカラス」は、ちょっと面白い雰囲気


         自家醸造の樽ビールとあります
         


         看板の絵はビールジョッキと黒いカラス
         

         ビールは飲まないし、ちょっと入りにくい感じなので、中の様子は知りません



         「黒いカラス」の向かい側には「またがりビル」
         


         下を通り抜けた反対側
         

         こういう「またがりビル」で全ての通りを覆ったらどうなるかな


         この通りの家の壁に見られる「お日さま」
         

         日時計かと思いましたが、単なる飾りでした




 今日の蛇足
ヨーロッパ諸国は主にロシアから、パイプラインで天然ガスを輸入しています。パイプラインはウクライナを通っています。そのガスの値段をめぐってロシアとウクライナがケンカ、ロシアがガスを止めてしまったため、ヨーロッパ諸国にガスが来なくなりました。備蓄のあった国々は、当座の暖房には困らないのですが、備蓄のない国々では、ガス暖房の制限など非常事態。何故か、そういう国に限って、このところマイナス25度などという厳寒
でも、ロシアもガスを売らないと困るので、多分近々またガスが送られるようになるでしょう(と楽観)


カスパールの末裔

2009-01-06 | おきにいり


アドヴェント(クリスマス前の4週間)から続いていたクリスマス・シーズンも1月6日で終わり

この日は、東方の三博士がベツレヘムの星に導かれて、幼児キリストを訪問した日とされ
手持ちのダイアリーによれば、ドイツ、オーストリア、スイスのほかフィンランド、ギリシャ、イタリア、スウェーデン、スペイン、スロヴァキアで祝日。


    マウス描きみみず版三博士
    


三聖王という呼び方もあります。

三人の名前は、バルタザール、カスパール、メルキオールというのが一般的。

中のカスパールは黒い人物(黒いひげの誤訳という説も)



          


そのカスパールには、末裔がいたのです

それが、ミヒャエル・エンデの冒険メルヘン「ジム・クノップフ」の主人公


    ジム・クノップフ前編
    


    ジム・クノップフ完結編
    


この2冊はエンデ初期の作品で、当時はまだ黒人に対する差別が今より、ずっと強かった時代。
赤ん坊のとき、コーティングしたカゴに入れて海に流されたジムは黒人の少年で頭が良く、勇気も思いやりもあるスーパーボーイ 

人種差別に対する著者の抗議が込められているように思えます。

物語が楽しく、砂漠の描写も見事で、繰り返し読んでいる「お気に入り」です。


日本語版は「ジム・ボタン」で、何故かはお話を読むと分かります

ファンタジックな冒険物語のお好きな方におすすめ

   日本語版はAmazonその他で購入可能
   前編:ジム・ボタンの機関車大旅行
   完結編:ジム・ボタンと13人の海賊




 また蛇足
1月6日(三聖王の日)が過ぎるとカーニバル(ファッシング)期間。つまり、暖房も照明も悪く、冬が暗く寒かった時代、初冬をクリスマスで乗り切った後は、カーニバルで騒いで寒さを凌ごうということだったのでしょう。
舞踏会で踊るのも一種の暖房法



猫跳び

2009-01-04 | マウスらくがき
         猫さんの登場する慣用句は沢山あります

         このブログでも以前に「猫机」が登場しました

         今回は「猫跳び」

         単独狩猟の猫さんは、よく猫跳びしますね。


         すみません、また下手のマウス描きで、足長猫です
         
         それに、もうネズミ年過ぎてるし・・・


         ドイツ語の慣用句Katzensprung(猫跳び)は「ごく近く」という意味。

         「ウチから駅までは、ほんの猫跳びさ」という具合に使います。

         英語だと石投げ(stone's throw)、フランス語では2歩(deux pas)

         イタリア語では4歩(quattro passi)・・・その他省略・・・

         この中では、やっぱりドイツ語の「猫跳び」が可愛いのでは


           


         YouTube:猫跳びKatzensprung:慣用句にひっかけた愉快な画像、ちょっと痛かった?


ロバ勲章

2009-01-02 | かーど&手描き
         ドタバタとサボっているうちに2009年になりました  

         クリスマスカードと年賀状を立て続けに出すというのも面倒なので

         もう長らく、両方まとめた挨拶カードを作っています。

         以前には12月中に発送済みだったのですが、この数年立ち遅れ続き

         それで、旧正月向けのカード?が出来るまでのつなぎに古いカードをアップ

         毎年、短いお話や引用を使っています。このときのお話は「ロバ勲章」


         耳を強調し過ぎてウサギロバ
         

         A4のマーブル紙を使い三つ折りにしてあります。

         広げたところ(一番上の行は「謹賀新年」に当たります)
         

         カードの裏側には自分の訳文をプリント。訳文をアップするため
         概略文と本文に分割する方法を考えたのですが、そうすると
         基本設定を変えることになり、これまでの記事がどうなるか不明
         訳文のワード文書を、ブログ画面に貼り付けると長くなるので、
         訳文を画像としてスキャンしたのはこちら
         万一お話に関心をもたれましたらクリックどうぞ


ところで
アブ・アル=ハイルの本心は、どうだったのでしょう?
宝物にしているロバですから、きっと、それは、いかなる名馬にも劣らない立派なロバだったに違いありません。要するにアブ・アル=ハイルは、大切なロバを手放したくなかったのでしょう。でも「嫌だ、あのロバは手放したくない」と言えば、大人気ないし、シリア(当時はオスマントルコ)とドイツの間の外交問題にも発展しかねません。両国のメンツをつぶさず、しかもロバを手放さない方法として、アブ・アル=ハイルは、手っ取り早くロバのメンツをつぶすことにしたのでしょう。本ロバが聞いたら「オレは、そんじょそこらのロバとは違う」と怒ったかもしれません。アブ・アル=ハイルの巧妙な駆け引きは、外交官の鑑ではないでしょうか。


         「ロバ勲章」のエピソードが載っていた本
         
         写真の人物が著者ファクリ・バルーディです。



         Wikipedia:ドイツ皇帝ウィルヘルムII世
         ヨーロッパを第一次大戦に導いた張本人ですが、
         ここでは気の利いた脇役となっています。
         (もちろん、お話は本当の出来事です。)



               


         今年が皆様にとって充実した年となりますように