この布ぞうりは第4回クラフト展に間に合わず、期間中に仕あげました。
目標の数の布ぞうりは仕上がっていたのですが身近にあるシュロの葉で鼻緒を作りたくなったからです。
シュロの葉は硬いので3日前から水でうすめたグリセリン液に葉を浸しておきました。
乾ききってないシュロの葉は縄に編みずらく動きのある鼻緒になったのでもっと動きが感じられるように補強もかねて紐を絡ませました。
第一回目の布ぞうり作りはシュロ縄の鼻緒の布ぞうりで終わりです。
一ヶ月と少しの間、布ぞうり作りざんまいでした。
普通ぞうりを編むときは足を投げ出して座り足の指に縦ひもを引っ掛けて編んでいくのですがいつお客様が来るかわからない店頭では出来ない姿勢です。
座っても出来る足指の代わりを菓子箱で作りました。
身近にあった竹の部分を二つに割り穴を開けて、編んだ布の始末がきれいに出来る道具を作りました。
図書館で布ぞうりの本を借り、一足は編んだもののポイントをつかんだり機能的に編める道具やきれいに仕上がる道具を作るのに一週間はかかりました。
又この道具を使い布ぞうりを編むときどんな世界が広がるか楽しみです。
それに布ぞうり作りには薄くなった布や色あせた布でも芯にしたり色合わせに使えるのでますます布が捨てられなくなりました。
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