第34回野草(イエツァオ)展の準備で忙しいのに見たいと思っていた香月泰男の美術展が12月3日まで今治市玉川近代美術館で開かれているのを知ってしまった。
野草(イエツァオ)展が12月3日までなので展覧会前に行かないと見られない。
あきらめようと思ったが妹のきんかんも興味を示す。
野草(イエツァオ)展が終わっていく予定の愛媛県美術館で開かれるレオナルド・ダ・ブィンチと「アンギァーリの戦い」展を一緒に見に行くことにした。
四月の花見を兼ねた展覧会巡りと似たコースになる。
今回は紅葉が楽しみだ。
松山市近くになると街路樹の紅葉がきれいだ。
県美術館の前の広場にはいい感じで桜の紅葉が散っていた。
企画協力が東京富士美術館なので予想通り大勢の人が押し寄せていた。
そこで思わぬ発見。
”アンギァーリの戦いの構図に似た絵が展示されている中に女性戦士が戦っている絵があった。
隣に飾られている絵は男たちの戦いの絵で説明書きに女戦士のアマゾネスのことが書かれているのに絵には女性戦士が描かれてかれてない。
説明書が間違って貼られているようだ。
学芸員に言うとあわてて図録を見て間違っていることがわかりよく気が付きましたねと言われたが始まって2日目だったが気が付かなかったのがおかしいと思う。
戦いで弓をひくのにじゃまだと右の乳房を切りとったアマゾネスの女戦士の話は有名なのに。
県美術館では同時にいろんな展覧会が催されそれらを見るのも楽しみだ。
日本の戦いの絵も展示されていたがヨーロッパの生々しい戦争絵と違い優雅だ。
それにしても遠く離れたヨーロッパと日本だが同じ15世紀から16世紀にかけては戦いが多かったのが面白い。
書の展覧会では書のくくりの中で新しい試みをしようとの意気込みが感じられ第34回野草(イエツァオ)展では書を素材にしていることもあり面白かった。
断って記念撮影をさせていただいた。
もう何回も来ている県美術館だが今回は写真に写っている構図が面白いと思った。
写真は思ったようには撮れない。
山越えしてたどり着いた今治市玉川美術案の庭のケヤキの木も紅葉し、砂利の上にいい具合に落ち葉が散っていた。
香月泰男美術展ではシベリアシリーズは見えなかったが人となりが伝わるいい美術展で戦いの絵を見てつかれていたのが癒された。
帰りはすぐ近くにある温泉のせせらぎ交流館へ立ち寄る。
玄関前のモミジの紅葉ときんかん。
第34回野草展
日時 11月19日(日)~12月3日 10:00分~18:00分
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0896-72-6808