去年の6月電動ノコギリをいただいた。
使いこなせれば創作の幅が広がると思いながらなかなか手を出せなかったが大きな道具をそのままにしておくほど我が家は広くない。
くれた人が訪ねてくれたのを機会に使い方を教えてもらった。
とにかくなれることだと壊した家の雨戸の戸板を切って練習しているうち風雨にさらされた表情がとても美しいと思い始めコースターを作ることにした。
思う通りの形には切れないが楽しそうな形になった。
風雨が作ってくれた表情をそのまま生かすが面取りは私の意志でしたい。
角をとるだけなので簡単だと思っていたがなかなか難しい。
できたと思ってもしばらくすると気に入らなくなる。
何回も何回も削った。
同じ板なのに同じ表情のコースターはない。
戸板を止めるために上に板を打ち付けた部分はそのままだが風雨にさらされた箇所は薄紙がはがれるように薄くなっている。
風雨にさらされなかった裏の部分はほとんど同じ表情なので藍印華布やチエック模様の綿布を貼りゴム印を押した。
風雨で表情が出たと言えば流木の板も負ないほど美しい。
数年前よりコツコツとためておいた中から一枚選んで6枚のコースターを作った。
流木の板はどちらも味わい深い表情だが片面を同じく綿布を貼りゴム印を押した。
第34回野草展
日時 11月19日(日)~12月3日 10:00分~18:00分
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0896-72-6808