リース作りの素材です。
多くはイネ科植物の穂なので自然な状態に見えるように一本一本カットして小さな束にしワイヤーで止めます。
4月中ごろより植物採集が始まり11月までいろんな素材を集め乾かし小さな束にしていきます。
リース作りをしたかった友達がこの根気のいる作業を見てリース作りをあきらめたと言っていました。
根気の要る作業でしたがイネ科植物が好きだったので私にとっては楽しい作業でした。
縦横20センチと30センチの第8回野草展に出品した作品です。
貝や木の実、草の実も組み込まれていますが小さなイネ科植物の束をメインにさして作りました。
数年前よりこの素材を使っての作品作りはしていませんが一年中植物を追い自然の中でくらしたことが私の作品作りの原点です。
それに果実酒や草茶を作り、青い野菜は買わなくても採集で事足りるに至った今の生活の原点でもあります。
東京の自然は豊かでした。
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第7回野草展に出品した縦横45センチ、35センチの作品です。
それまの野草展は草や木の実を使ったリースがメインの作品展でした。
フト店に入ってきたレンタルフォト会社を経営している人にリースを作っている素材で本の表紙をイメージして作品を作ってほしいといわれ、初めて平面の作品を作りました。
それが本の表紙になりました。
雑誌の裏表紙にもなっています。
この雑誌は野草展を見てくれている友達が「もしかしてあなたの作品?」と持ってきてくれたものです。
レンタルフォトになると私の知らないところで使われています。
以後数年私が作る作品をレンタルフォトとして取り扱ってくれました。
平面の作品をつくり初めて少しづつリースを作らなくなり木の枝、ツル、石などといろんな素材を使っての作品展になり、2007年の24回野草展では流木と梵字を合わせました。
いろんな人や素材とのめぐりあいにより次々と作品が変わっていくのはありがたいことです。
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東京大学総合研究博物館の前に置かれている大きな鳥の置物が目をひいた。
リンとしてかっこいい!!。
その日は時間がなかったので今日行ってみた。
3月15日~5月18日まで”鳥のビオソフィア 山階コレクション”として開かれている。
写真の鳥はエプオルニスでマダガスカル島で絶滅したそうだ。
30センチもあり殻の厚さが3ミリもある卵と骨の標本が展示されている。
背の高さ3メートル体重45キロもある飛べない鳥が生きられた時代があったのだ。
三宅島はバードウオッチングの島でアカコッコ館という鳥の名前がついた自然観察館がある。
そこでは望遠鏡でバードウオッチングできるが飛んでる鳥を観察するのは難しい。
この展覧会では剥製の鳥が多数展示されててゆっくりと観察できた。
真っ白な鳥と白と茶色のまだらの鳥がよく似ている体型だと思ったら冬と5月頃のライチョウだった。
今はブロイラー産業といわれ卵を産む機械のように飼われている鶏が数十年前は生活の場で飼われていて種類も多かったことも家禽類の剥製を見ながら思い出した。
山階博士の書斎を再現している場所で驚いた。
タンスが開かれている中をのぞくと剥製にされて棒状に紙テープされた鳥がぎっしりとつめられている。
私も昔採集した木の実をタンスにつめていたが・・。
絶滅したかっこいいエプオルニスにいざなわれ思わず楽しいときをすごし、帰りにはケヤキの新緑の下を散歩して余韻を楽しんだ。
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こでまりさんの作品ですが部分です。
数日前に路傍で採集したからしなのような草が冷蔵庫の中で動きが出た枝を花材に入れていたのを花見時には見られなかったしだれ桜に見立てたそうです。
レンギョウやオドリコソウ、春の花も生かっています。
こでまりさんは一年に一度花材に入るオドリコソウを毎回喜んでくれます。
昨日の嵐で花が散ってしまい東京では花見の区切りがつきました。
私のスケジュールでは次は5月16日から21日にかけて開く式根島野外教室の準備に式根島へ行く予約をしなければと東海汽船に電話をしました。
4月18日の夜客船で行くつもりだったのですが4月7日から24日まで客船は就航しないというのです。
今までなかったことです。
欠航する確率が高く航海を楽しめないジェット便で行く気にはなれません。
式根島で開く海教室は本当に上陸するまでは開けるかどうかわからない催しです。
幸いいままでの9回は無事開くことができましたが・・。
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去年の冬文京区にある大学の古い建物の隙間から元気よく小さな草が生えていたのが気になっていたので見に行った。
どういう状態で根を張っているのか想像もつかないが大きく成長して小さな花を咲かせて立派な実までつけている。
よく見ると花も実も葉もオオイヌノフグリに似ている。
調べてみたらイヌノフグリだった。
在来種だがオオイヌノフグリの繁茂で少なくなっていると書かれていた。
このあたりには居心地よさそうにイッパイ生えている。
柔らかい根で岩をも割ってしまう勢いなのに新しい植物の繁茂に負けてしまうのかしら???。
歴史のある大学構内なのでいろんな野草に出会えて楽しい場所です。
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光工房製の大きな花瓶が仲間の元へ行くことになった。
仲間の元へ行く前にお花をイッパイ生けてあげたいと思っていたら市場からだが利休梅が手に入った。
花は清楚でつぼみがぷっくりと可愛い木の花です。
急に暖かくなり市場へ行く途中街路樹の中からからし菜のような花がニョキニョイと出ていたのを採集してきた。
数年前このあたりはナガミヒナゲシの花が咲いていたのに今は見かけません。
新しい外来植物の進撃です。
種はたっぷりとついています。
水上げのとき摘んだ柔らかい葉や菜の花を湯がいて美味しくいただきました。
今の時期高さ38センチ一番大きいところの直径32センチの大きな花瓶に生けられる背の高い草が少ないのに、新しい外来植物のおかげで生けて楽しむことが出来ました。
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今年の桜は散るのが遅くていろんな場所での花見が出来て気がついた。
群れて咲く桜は豪華でキレイだが今年から一本で咲く桜が好きになったと。
小石川植物園ですぐ後ろの白っぽい緑の芽吹きとの対比が鮮やかでした。
三四郎池の桜です。
ハッとしました。
小ぶりな桜の木ですが安田講堂をバックに引けをとりません。
寛永時墓地の桜です。
なんとなくみずみずしい感じがしました。
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まだ草木の芽吹きも少ない荒川河川敷でツンツンと出ていたつばなを抜いてきた。
まだほんの小さい頃少し年上の子供に食べれると教えられ、線路沿いの土手を一本抜いては食べながらかなり歩いた記憶がある。
抜いた穂が入っている鞘の真ん中辺りから白い穂を出し食べるとほんのり甘くて柔らかくとても美味しかった。
今日採集してきたつばなはチョット大きくなり過ぎている。
プラスチックの花器に生けあがった頃愛犬のリュウちゃんに引っ張られて友達が現れた。
食べたことがあるというのでおすそ分けしら、先ほど60年ぶりのつばなはこくのある鰹節の味がして、昔食べたのはピンクに穂が出た状態でほのかに甘かった記憶があるというような内容のとメールが入った。
穂が出た状態では食べられないと思うがお互い昔食べた草の味は懐かしい記憶とともに覚えている。
5月ごろ白い穂が一面になびくのもキレだが葉を草木染にしても黄色がかった黄緑色になる。
いろいろと楽しめる草です。
つばなはチガヤの食べられる時期のよびなのようです。
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去年の桜はアッという間に散った気がするが今年の桜はなかなか散らない。
久振りに小石川植物園へ行ってみた。
さすがに桜の種類が多い。
5月に開く式根島教室の頃は食べごろのサクランボがついている大島桜の満開に出会えた。
花はソメイヨシノより少し大きく葉も少し出て満開になっていた。
白っぽい桜の花が多い中ゲンカイツツジやシナミズキの黄色がとても目立つ。
アオナシも咲き始めた。
9月の清里教室のときは青い実が拾えると果実酒にする。
一年ぐらい寝てくらそうと考えてた年、この桜の木下で一日過ごた。
桜はアッという間に咲いて散るというのを実感したかったが一日ではあまり変化は感じられなかった。
植物園にしては人の来ない場所です。
式根島教室の参加者募集
日時 5月16日(金)~19日(月)
16日~18日 17日~19日も可
16日は22:00発の客船で竹芝桟橋より出航。
周囲12キロの小さな島でダイナミックな自然を借景にして作品作りをする造形教室です。
電話 03-5395-0548
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不忍池を左右に分けて弁天堂へ行く道の桜は意外と明るいハスの立ち枯れの茎の色とのコントラストで独特だ。
それにまだ旅立ってない渡り鳥がいい景色を作る。
見渡せば背の高いビルが増えてきたが不忍池は貴重な場所だ。
弁天堂へ通じる道は花見の頃でなくても人どうりは多い。
私は配達の途中少しの時間でよく散歩する。
まだ花の店”野草”を開いてなかった頃、友達と桜の下でのんびりと朝食をしていたら写真に撮らせてほしいといわれたこともあった。
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千鳥が淵の桜を満喫するとすぐ近くだが靖国神社の桜を見に行くことはあまりない。
いつも桜のころ境内ではいろんな店が出店していろんなイベントが開かれる。
今回は花の時期に”千代田さくらまつり”の期間と合ったみたいで9時頃だったが出品店は準備に忙しそうだった。
いつか花の時期と”千代田さくらまつり”の時期が合わなくてさびしい雰囲気のときもあった。
予定をしても桜は合わせて咲いてはくれない。
靖国神社といえば桜と戦没者をイメージする。
遺書が書かれたガラスには満開の桜が映っていた。
遺書を読む人も多く内容をプリントした紙を持ち帰る人も多い。
私も持ち帰ってきた。
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