● 昔の日本人は、年取ると腰が曲がるのが普通に見られました。今では栄養改善と労働改善で
さすがに減りましたが、いまでも田舎では、古来の食事を頑固として守っている
人たちは、今でも腰を90度まで曲げている人たちがいます。
● 西欧ではそのような人はほとんどいません。後進国とてそうです。後進国の人が生きて
いけるのは、最低限の食事をしているからです。それは魚肉類を最低限は
食べているからです。貧しくてもそれを食べなければ栄養失調で死にます。
● 基本は動物性のたんぱく質を、如何にバランスよくとるかという一言に集約できます。
運動や労働が激しく大量に食事をとる人は、あまりバランスを考えなくても、
大量に取ることにより、どうにか、たんぱく質も取れます。
● つまり、穀物類も少ないとは言えたんぱく質を含んでいるからです。年取りカロリーを
たくさんとる必要がなくなると、問題が起こります。そのまま全体的に量を
減らせば、必須のたんぱく質が不足することになります。
● 従って、小食の人は動物性たんぱく質の割合を増やさないと、バランスが取れません。
それを殆どの人は、逆の事を行います。年取ると動物性のたんぱく質を減らして、
野菜とご飯(穀物)中心にして、動物性のたんぱく質を減らします。
● 其処に落とし穴があるのです。その結果として、カルシウムや骨の基質である、蛋白質が
足りなくなり、骨粗鬆症や骨軟化症などになったりします。材料が足りないなら
必然の結果です。それが世界ではまれにしか見られない、腰の曲がった老人です。
● 今や世界でも裕福になった日本人の食生活がいかに貧しいかの見本です。恥ずかしい限りです。
日本人の栄養学が間違っていることの見本だからです。それでも骨は直接には命には
影響しないので、長寿は保っていますが、先日書いた様に病院は植物人間工場です。
● 肉類は今の農協が必要な量を供給できないにもかかわらず、殆どの人が買う事が出来ない
高級牛肉を造り、それを守るとの名目で、膨大な関税が牛肉等にかかり、多くの
日本人は、必須栄養素であるアミノ酸欠乏に陥っていると予想できます。
● 日本は世界に自動車を大量に売っておきながら、生きるための食物に膨大な関税をかけて
植物人間工場に多大な浪費をして、せっかくの豊かさが台無しになっています。
まずは生きる為に基本的な食物を世界中から
● 安くで質の良いものを、輸入するのが、日本人の健康を保つ前提でしょう。そうすれば
日本人はもう少し骨も筋肉も大きくなり、骨粗鬆症も大幅に減るでしょう。
それでこそ植物人間工場も減るという事です。
● しかしそれでも、まだ現代人は、タウリンとビタミンDの欠乏症に陥っていますから
タウリンとビタミンDの追加摂取はぜひ必要です。
● 若い女性もダイエットでカルシウムや動物性のたんぱく質の摂取が減り、骨粗鬆症となり
骨折し易くなっています。そのうえに運動をしませんから骨盤底の筋肉も弱くなり、
お産後に膣のしまりが悪くなり、年取ってから子宮脱などの合併症を起こします。
● 今や、自由と民主主義と自由貿易の旗手となった日本は、骨粗鬆症や人間植物工場
さえもすべては政治の責任にしても良いのです。絶対天皇制では頻繁のお辞儀の
為に骨粗鬆症は増えても、元気な日本人は増えないでしょう。
● 最後に、今や多くの国民が、抗コレステロール悪玉説に踊らされて、薬を飲み、多くの人が
その副作用で、筋骨格系の合併症で悩んでいます。ロコモティブシンドロームの
9割は、製薬会社と官僚の農作物輸入制限の性と云っても過言ではありません。