ご近所さんに「お宅は犬が2匹もいるのに吠えたのを聞いたことがない」と言われます。
確かに、ウチの前のお宅には2頭、広いお庭で走り回って、人や犬、バイクが通ると
ワンワンワン~、ギャンギャンギャン!!と良く吠えます。
2軒先のT字路は、ダックスちゃんシェルティーちゃんそれぞれ3件のお宅で飼われてて、
1頭が吠えるとみんな吠える(笑)。
古い住宅街なので、1件1件のお宅が広く道路も広いので、かなりの勢いで吠えてますが、
苦情が出るほどではありません。。。
昔、欧介が家の中を走りまわった末に、興奮MAXで私に跳びついて攻撃してきて
私が抵抗するとものすごーく吠えて、近所迷惑になるので困ってると
訓練士のO先生に相談すると、「これだけの広さがあれば大丈夫ですよ~♪」と
軽くスルーされたことがありました。
今から考えれば、今は吠えないのだから、その頃の私の対処方法が間違っていただけなので、
それを治していけば、吠えもなくなるということだったのかもしれませんが、
その時は、真剣に悩んでいたので、「えぇっ??」って思ったと同時に、
「そうですかね~、ご近所に聞こえませんか~?」
「大丈夫ですよ~♪苦情とか来てないんですよね~♪」の言葉に、そりゃそうだ。
大丈夫?かも?って、良く分からない安心感を持ったのも確かでした。
犬を飼っていくことに不安でいっぱいだった私。。。
この後も、何度かO先生の軽ーいスルーに出会いながら、立派な?犬飼いになりました。
このころの私を思い返すと、欧介がこうなっちゃうのはすべて「なんかのせい」だったんです。
興奮して走り回っちゃうのは、お散歩が足りなかったのかしら。。。
こんなに噛みつくのは、この子の脳に障害があるのじゃないかしら。。。
他の子のオモチャに興味深々で、奪い取ると、オモチャを持って走り回っちゃって、捕まらない。
そうなっちゃったのは、あの人があんなところでオモチャで遊ぶからよ!!
ドッグランで1日中走りまわって遊んでも疲れた様子もなく、1日中ランのベンチで座って
遊ぶ欧介を見ているのも楽しかったけど、夕方、疲れ切った私が捕まえようとしても
なかなか捕まらなくて、微妙な距離での追いかけっこにホトホト疲れて。。。
そんな時は、「o-papaがさっさと捕まえてくれないからっ!!」ってムッとしてた。
訓練に通ってて欧介がO訓練士さんといろんな事ができるようになってきて、
でも私と何かするなんて気は全く無くて、そんな欧介を見てて思ったのです。
私、この子にちゃんと責任を持っているのだろうか。。。と。
何かあると人のせいや犬のせい、環境のせいにして、自分を守ることしか考えてなかったかも。
自分は悪くない。。。そう思ってるんじゃないかって。
欧介が暴れるのも、咬みつくのも、吠えるのもすべて私の責任なんだと思おう。
私の責任をもって対処しよう。
それには、絶対に人のせい犬のせいあるいは、環境のせいにはしない!!
そう思った瞬間から、欧介に対する接し方に積極的になりました。
ウチの犬たちがひときわタフだったから?いろいろ考えなくてすんだ??
私は、確かに精神的にはタフです。
逆境も苦労も坦々と乗り越えるタイプなので、人によっては
「何の努力もしないで、何でも手に入れて良いわよね~」と平気で言ってくる人もいます。
もちろん、厭味であることも承知してますが、それでもニッコリ笑っていられるタイプです。
そんな時に思うんだけど、「この人ってかわいそうだなぁ」って。
人を軽く見て、中傷して、それでしか自分を保つ事しかできないなんて。。。
私には、どんなことに対しても、コツコツと確かな実績を作ってきた自信があるのだ。
仕事にしても趣味にしても、犬にしても。。。
そしてそれは誰にでもできることではないと言うことも知っている。
そういう私をちゃんと見ていてくれる人たちがいることも知っている。
でも、犬は私の血を受け継いでいるわけでもないので(笑)普通の犬なんだから、
彼らのために私が神経を使い、丁寧に育てた結果今があるのです。
「犬が違うからっ」って思うこと自体、責任転嫁だと私は思うのだけど。。。
たとえ、まわりが吠える犬で囲まれた環境であっても、それはそれなのだ。
ウチの犬は私の責任で管理する。それがしつけの基本中の基本♪なんだと思うのです。
犬のしつけって、実は飼い主育てなんだなぁと思う私なのでした。
欧介が私を育て、蒼太が花をさかせてくれるのか?
今日も、お帰りの際には欧介兄さんのお鼻をポチットしていただけると励みになります。