旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

福知山城

2009年11月03日 | 旅 歴史
 京都府福知山市内記にある福知山城です。
 福知山は、丹波、丹後、但馬をおさえる交通の要衝の地です。福知山城は天正期様式の天守閣で明智光秀が築いたのが始まりとされています。現在の建物は昭和61年(1986)に再建されたものです。 
  天正7年(1579)織田信長の命を受けた明智光秀は横山大膳信房が守る横山城を陥落させ、新たに城を築き、横山を改め福智山としたのです。後に自ら指揮して福知山城を築城したそうです。
 天正10年(1582)の本能寺の変の後は、秀吉の妻の叔父杉原家次が2万石で入封しました。病没後土豪から出世した小野木重勝が天正13年(1585)3万石の城主になりました。 
 慶長5年(1600)関ヶ原の戦いで西軍についたため、田辺城の細川忠興に攻められ自刃しました。苛酷な有馬検地で有名な有馬豊氏が20年支配し、元和7年(1621)亀山からきた岡部長盛が5万石で入封しました。
 寛永元年(1624)稲葉紀通が城主となりましたが発狂し家臣などを殺害したため除封、松平忠房の後に常陸土浦から来た朽木植昌が3万2千石で入封し、明治まで13代200年間統治しました。
 城は明治5年(1872)廃城令で取り壊されてしまいました。昭和61年(1986)天守閣、小天守、続櫓などが再建されました。天守閣は郷土資料館になっています。 
 福知山城は石垣に特徴があります。粗野に積まれた「野面積み」の石垣のなかに、中世の宝篋印塔や五輪塔の礎石などが185個も用いられているのです。


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琴引浜

2009年11月03日 | 旅 歴史
 京都府京丹後市丹後町網野町にある琴引浜dす。
 琴引浜は、全長が約1800mあり、そのすべてが鳴き砂の浜です。歩くとキュッキュッと音が鳴るので「鳴き砂」といわれるのです。日本の白砂青松百選、京都府の自然二百選、残したい日本の音風景百選、日本の渚百選にも選ばれています。
 鳴き砂の音が琴を弾いているように聴こえることから琴引浜という名が付いたそうです。丹後田辺城主であった細川幽斎や、その息子忠興の妻細川ガラシャが琴引浜や太鼓浜を和歌に詠んでいます。
細川幽斎
「根上りの 松に五色の 糸かけ津
 琴引き遊ぶ 三津の浦浜」

細川ガラシャ
「名に高き 太鼓の浜に 聞く秋の
 遠にも渡る 秋の夕さめ」


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