フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月19日(月) 曇り

2007-11-20 07:56:11 | Weblog
  午前中、自宅で特定課題研究助成の申請書類の最後の仕上げ。その作業の合間に、現代人間論系の助手のAさんから主任の増山先生のお母様が亡くなられたという連絡が入る。対応について相談されたのでいくつか指示を出す。昔、私が社会学専修の助手をしていたときも、葬儀関連の事柄は助手の重要な仕事のひとつだった。気の張る仕事ですが、よろしくお願いします。私が編集委員長をしている『社会学年誌』の特集のコーディネーターをお願いしているI先生から、まだ何本か出ていない原稿があるという連絡を受ける。原稿の遅れという事態はわれわれの世界では日常茶飯のことであるが、立場上、「はいはい、かまいませんよ」というわけにはいかず、今後の段取りについていくらか緊迫感の漂う相談をする。どうぞよろしくお願いします。
  午後から大学へ。家を出るとき、ばたばたしていたのと、寒かったのとで、何も考えずにセーターに革のジャンバーをひっかけて出てきたのだが、これは失敗した。今日は坪内逍遥大賞の授賞式があり、出席する予定でいたのだが、そのことを失念していた。村上春樹氏がTシャツとジーパンでいらっしゃるとは思えず、この格好ではいくらなんでも失礼であろう。残念だが、授賞式への出席は取りやめざるをえない。コンビニで昼食用のおにぎりと暖かいお茶を購入し、研究室で食べる。特定課題研究助成の申請書類を事務所に提出してから、あれこれの仕事。夕方、本来であれば授賞式で村上春樹氏のスピーチを拝聴していたはずの時間帯、「銀だこ」で買い求めたたこ焼きを持って現代人間論系室を訪ね、助手のAさんにお香典を託して、しばし雑談。午後6時半から『社会学年誌』の編集委員会。投稿論文の採否の最終審査を行なう。山場の議題を終えてから「たかはし」のお弁当を食べる。今回出るのが49号なので、必然的にその次は50号である。節目の数字であるから、それなりの特集を組むことになるだろう。お弁当を食べながらその相談。会議は8時半頃に終わり、研究室で急ぎのメールを一通書いてから、大学を出る。気づかなかったが、いくらか雨が降ったようで、アスファルトが濡れていた。