フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月20日(水) 晴れのち曇り

2012-06-21 02:27:40 | Weblog

  8時、起床。ベーコン&エッグ、レタス、パン、牛乳の朝食。(牛乳がまだ半分残っている紙パックを冷蔵庫に戻し忘れる。夜、会議中に、妻から、「口をあけたままの牛乳パックが台所で暖かくなっておりました」というメールが届く。)

  昼から大学へ。自宅を出るとき、昨日の雨で湿った革靴が十分に乾いていないので、靴箱から別の靴を適当に出して履く。これが後々大変な結果を招くことになることを、このときの私はまだ知らなかった。

  昼食は通勤途中で購入した丸の内「石庫門」の黒酢酢豚弁当。

  2時から教授会。次期の学術院長選挙が行われた。私が教授会のときに前に並ぶのもあと1回(7月教授会)を残すのみとなった。ふと足元を見ると、何やら床の上に黒いものが散乱している。なんだろうと思ったら、私の靴底のゴムの破片であった。しばらく履いていない靴だったので、ゴムの部分が劣化していたのである。

  教授会は5時に終り、教務室に戻って雑用を片付ける。どうしても靴が気になる。ちょっと歩くと、ボロボロとゴムの部分が剥がれ落ちていく。これはかなりまずいのではないか。近所に靴屋さんがあれば、行って新しい靴を買うところだが、大学の周辺には靴屋さんはない(と思う)。「安静」にしているしかない。歩き回るのが好きな私には苦痛だ。「安静の退屈」だ。

   6時から教務的会議。「萬作」のお弁当を食べながら、8時過ぎまで。


ヘルシーなおかず

  帰りの道で靴底のゴムはいよいよ末期的状況を呈するようになった。自宅まであと100メートルという地点で、ついに右のかかとが取れた。あと50メートルで左のかかとも欠落した。上は革靴、下は地下足袋のような感覚である。雨が降っていないことが不幸中の幸いである。ようやく自宅に到着。玄関先で靴を脱ぎ、写真に撮る。ボロボロになりながら地球に帰還したはやぶさのことを思った。はたして電車の中で気づいた人はいただろうか。スーツにネクタイの紳士の足元がこれだったら誰もが強烈な違和感を感じたはずである。

  風呂を浴び、アイスクリーム(爽)を食べてから、明日の授業の準備に取り掛かり、2時半に就寝。