フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月27日(水) 晴れ

2012-06-28 02:37:13 | Weblog

  8時、起床。今日もいい天気だが、昨日よりも湿気はある。梅雨の晴れ間とは本来こういうものだ。9時半に自宅を出る。朝食は、お腹が減っていないので、とらなかった。通常、私は起きてから1時間から2時間して朝食を食べる。朝飯前の一仕事をしてからでないとお腹が空かないのである。朝食に限らず、食事は決まった時間にとるのではなく、空腹を覚えてから食べる。その方が食事が美味しい。それができるのは半自由業の利点である。

  10時半から人事委員会。お昼まで。

  昼食は「フェニックス」でピラフとサラダとコーヒー。

  1時から面談。

  2時から基本構想委員会。4時過ぎまで。

  5時を回ったころ、「maruharu」に息抜きに行く。こうちゃん、葵ちゃんの一家が来ていたので、抹茶クレープとコーヒーを味わいながら、おしゃべりをする。小さな子どもとおしゃべりするのは語彙を制約されるので、けっこう大変だ。易しい言葉と単純な構文によってコミュニケーションをはからねばならない。とくに葵ちゃんはまだ一語文しか話せないから、その場の状況と彼女の表情から単語に込められた意味を解読しなくてはならない。葵ちゃんのお母さんにはそれが出来る。お母さんはこうちゃんを産む前は、大学院で言語心理学の勉強をされていたのだが、だからできるというわけでなく、たいていの母親はそれができるのである。突然、「まー」と葵ちゃんが言った。「ワタシモ紅茶ガ飲ミタイ」という意味だとお母さんは私に通訳してくれた。すごい。

   三鷹在住のTさんという方からメールをいただく。存じ上げない方だが、私のブログの読者とのことで、先日、私がブログで最近の女子中学生の多くは自分のことを「ウチ」と呼ぶということに驚いたと書いた件で、サンキュータツオという芸人さん(オフィス北野所属)が自分のブログでこの問題を論じていることを教えてくださった。さっそく見てみたが、なかなか面白い論考だった。ポイントは、女子における「ウチ」は男子における「僕」と同じ位置づけであるということ。つまり、男子の一人称は「私」と「おれ」の間に「僕」があるが、女子の一人称には「私」と「名前(たとえば「幸子」)の間に適当なものがこれまでなかったが、「ウチ」の台頭によってやっと中間的な呼称を女子は手に入れたということである。なるほどね。面白い視点だと思う。

  Tさんは私より2歳年長の方で、三鷹で「笑門」という立ち飲み屋さんを営んでいるそうである(カフェなら伺えるのだが・・・)。ご自身もブログをやっておられ、娘さん(同じく私のブログの読者とのこと)に言わせると、私のブログに似ているそうである。さっそく拝見したが、確かにスタンスが似ている。たぶん人生観が似ているのだろう。

三鷹立ち飲み屋「笑門」繁盛記 http://mitakashomon.blogspot.jp/

  昨日に続いて夜間当番になりそうなので(みなさん帰ってしまった)、7時頃、「ごんべえ」に夕食をとりに行く。この時点で西の空はまだ明るさを残していた。「ごんべえ」ではそぼろ丼(ごはんは軽めで)のセットを注文した。20分ほどで店を出ると、空はもう暗くなっていた。

 

  7限の終わりまで教務室で雑用。

   10時半、帰宅。風呂を浴びてから、明日の授業の準備をすませ、豚汁をすすりながら(『深夜食堂』みたいじゃないか)、『リーガル・ハイ』の最終回(録画)を観る。このドラマ、途中から加速度的にコメディー度が高まっていった。最後はなんでもありですみたいな感じになった。いや、面白かった。続編を期待。