8時半、起床。
今日から新年度だ。教員をしていると4月1日というのは、元日と同じ程度に、節目の感覚がある。
鶏のササミのサラダ、グリーンピースごはん、卵と三つ葉の吸い物の朝食。
母と池上のS病院へ行く。休日診療で診てもらったM病院も池上にあるのだが、2年前に左腕を骨折したときにお世話になったS病院に今回も診てもらいたいという母の希望で、M病院の紹介状とCT検査のデータをもってS病院へ行く。
自宅近くの専門学校の庭の桜並木の横を通る。
S病院は池上駅のすぐそばにある。
前回(左腕の骨折)お世話になった医師の診察を受ける。前回は単純な骨折で自然に修復されるのを待ってのリハビリ治療だったが、今回は骨折の具合はかなり悪く、手術をしないとならないらしい。執刀医となるだろう医師がいま手術中なので、午後の診療時間まで待つことになる。
駅前のパスタ料理の店で昼食をとる。シラスと高菜のパスタ(塩味)。
食事を終えて、母には病院に戻ってもらい、私は近所の郵便局に用事を済ませに行く。
郵便局は駅から少し離れた場所にある。歩いていると、途中の道に、以前の郵便局の建物がそのまま残っていた。
シャッターの降りた飲食店が並んでいる一角があった。まるで昭和の街並みが遺跡となって保存されている通りみたいだ。新しい建物には医院が目立つ。これからここは病人のための(動物のための病院もある)通りになっていくのだろうか。
何かの建物の敷地に見事な桜があった。桜そのものも見事なのだが、手前にたくさん花を付けた椿があって、そのコントラストが面白い。
郵便局で用事を済ませ、病院に戻る。
踏切も、駅舎も、駅前のロータリーの風景もずっと昔から変わっていないように思う。
長い待ち時間だった。その間、私は2013年度を振り返って考えたあれこれのことを手帳に書いて過ごした。
執刀医と面談し、あれこれ説明を受ける。関節の部分の骨が粉砕しているので、人工骨を入れる手術となるが、肩の動きは怪我の前と同じには戻らないとのこと。今度の土曜日に入院し、月曜日に手術ということになる。
それから術前のいくつかの検査を受ける。
すべての検査が終わり、入院に関する説明を受け、病院を出たのは夕方だった。
本日の夕食の主菜は鰹のたたき。昼食も低カロリーだったし、私の健康にはよさそうである。
母も疲れたであろうが、私も疲れた。研究休暇をとったつもりが、介護休暇をとったような感じである。そんな新年度の最初の一日。
今日は何も嘘をつかなかった。