7時半、起床。
ハムトースト、サラダ、牛乳の朝食。気温が一定のラインを上回るか下回るかで牛乳になったり紅茶になったりする。
午後、母がリハビリのために病院へ出かけた。近所のWさんが一緒に行ってくれるという。一人でも行けると思うが、初回でもあり、退屈な待ち時間をおしゃべりをして過ごすことができるから、これも一種の社交であろう。
昼食を「天味」に食べに行く。ここは昼は2時までなのだが、店主の気分で(あるいはお客の混み具合で)、早めに暖簾を仕舞ってしまうことがよくあるので、まだ1時半だからと言って楽観はできない。
暖簾はまだ仕舞われていなかった。戸を開けて、「いいですか?」と尋ねると、「どうぞ」とご主人。
天丼の上(1200円)を注文。天つゆでなく、天丼用の濃いタレがかかってる。天丼は店によって、天ぷらを天つゆにくぐらせるタイプと天丼専用タレをかけるタイプがあるが、私は天丼専用タレをかけるものの方が天丼らしくて好きである。天つゆにくぐらせるタイプであれば、わざわざ天丼を注文する必要はなく、天ぷら定食の天ぷらをご飯の上にのせて天つゆをかけて食べれば天丼になるわけだが、わざわざ天ぷら定食をそんなふうして食べる人はいないだろう。
それにしても黒い天丼である。蒲田名物、黒湯みたいだ。でも、このタレが美味しいのだ。
食後のコーヒーは「ルノアール」で。持参したノートパソコンを広げて原稿書き。
帰宅して、夕方まで原稿書き。
ベランダに干してある洗濯物を仕舞う。雲の向こうの太陽から光線が広がっている。
散歩に出る。
しばし歩道橋の上で佇んでいたら、雲の下から太陽が出て来た。
「まやんち」で一服。アイスクリームとマグカップの紅茶。閉店の6時半まで原稿書き。
家路に就く人たち。夕暮れになったが寒くはない。春らしい春の夕暮れだ。
夕べは秋となに思ひけん。
今夜は豚しゃぶ。
『続・最後から二番目の恋』(第二話)をリアルタイムで観る。
会話が中心のドラマだ。『最高の離婚』も会話中心のドラマだったが、あれは会話から始まって、それが独白へと切り替わっていくときの、緊張感を味わうドラマだった。こちらはあくまでも会話の平面にとどまって、会話への渇望を満たしてくれるドラマだ。