8時、起床。
今日から7月だ。今年が半分過ぎたというよりも、今年度が4分の1過ぎたという方が実感に即している。それは私が教師で、手帳も日記も4月始まりのものを使っているせいだろう。
ただし、カレンダーは1月始まりのものを使っている。4月始まりのカレンダーってあるのだろうか(あっても使わないと思いますが)。
ハムステーキ、目玉焼き、パン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
午後、散歩に出る。今日は梅雨の中休みを思わせる強い日差し。
品川へ行く。
品川駅から歩いて15分ほどの原美術館へ。名前はよく聞いていたが、行くのは今日が初めて。
八ツ山橋の交差点あたりから空間が大きく開ける。
長く続く石垣。何があるのだろう?
ああ、ここが三菱グループの迎賓館といわれる開東閣か。鬱蒼とした樹木で外からは内部が見えないようになっている。
原美術館の前に行くと、なんと、「休館中」の看板が出ている。展示会と展示会の間、作品の入れ替え期間中の「休館」である。うっかりしていた。
しかたがないので、御殿山の街を散歩する。
御殿山といっても、山があるわけではない。江戸時代は桜の名所として知られる高台で、徳川家康の建てた品川御殿というのがあったらしいが、幕末期にお台場の建設のための土砂採取場となり、逆に窪地になっている。
御殿山公園というのがあった。都会の中の静寂。
昼食は美術館のカフェで食べるつもりでいたが、品川駅に戻る途中、「つばめグリル」で食べる。
お冷の入ったグラスと一緒に冷水入りのボトルが運ばれてきた。これはありがたい。
ランチにはトマトのファルシ―サラダが付いている。「つばめグリル」の名物である。
この店のランチメニューの一押しはハンブルグステーキなのだが、カロリーを考慮して、羊のローストを注文した。柔らかくて美味しい。
デザートは4種類の中からカボチャのプリンのバニラアイスクリーム添えをチョイス。
飲み物は、この後、カフェに行くつもりなので、紅茶にする。茶漉しの付いたポットにはたっぷり二杯分の紅茶が入っている。これがカフェであれば、ゆっくり読書でもしたいところだが、レストランではそうもいかない。
大井町で途中下車して「pottery」に寄っていくことにする。
ここは他に客がいなければ「おしゃべりカフェ」(マダムとの)、他の客がいれば「読書カフェ」になるのだが、今日はカウンターに3人ほど常連客がいてマダムとおしゃべりをしていたので、私は心おきなく読書に耽ることができた。レイ・オルデンバーグ『サードプレイス』(みすず書房)。カフェは私にとっての「サードプレイス」の一つだが(「ファーストプレイス」は家庭で、「セカンドプレイス」は職場だ)、「サードプレイス」で『サードプレイス』を読む。
今日のカップ&ソーサーは、珍しくウェッジウッドではなく、エインズレイ(コテージガーデン)だ。
マダムと常連客たちのおしゃべりが聞こえてくる。「フィリピンパブ」の話をしている。面白そうだったが、行ったことがないので、話には加われそうもない。
蒲田に戻ってくる。近所の専門学校の工事が本格化している。今年の(来年も?)夏はここの庭園のベンチで夕涼みができない。
書斎の机上で使う小さな扇風機を出す。書斎ではクーラーはめったに使わない。たいていこれで事足りる。
夕食はハンバーグだった。「つばめグリル」でハンブルグステーキをチョイスしなくてよかった。
今日から秋学期のセミナーハウスの申し込み(抽選)が始まった。ゼミ長のN君にメールをして、9月26日(金)~28日(日)の2泊3日で申し込んでもらう。4年生のゼミ論構想発表会をそこで行う予定。