フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月2日(月) 晴れ

2015-03-03 10:13:18 | Weblog

7時半、起床。

(夕食の残りの)クリームシチューの朝食。

朝からデザート。

お昼に家を出て、大学へ。昨日は雨だったが、今日は晴れている。最近は日替わりで天気が変わる。 それも雨→曇り→晴れと段階を踏んで変わるのではなく、雨→晴れと一変に変ることが多い。

東京ステーションギャラリーでは3月24日から「ピカソと20世紀美術」という展覧会が始まる。これは北陸新幹線の開業にタイミングを合わせて、富山県立美術館のコレクションを紹介する企画だ。100点ほどの作品のうち目玉となるピカソ作品は9点だが、単館でピカソ作品を9点も所有しているというのは大したものである。

神楽坂で下車して「SKIPA」で昼食。

定食を注文。

主菜は鶏肉団子と春雨のスープ煮。

食後にアイスチャイ。

今月15日の句会の予約を確認する。今回もよろしくお願いします。

「梅花亭」でお八つを買っていくことにする。

「もうすぐ春ですヨ!」の言葉に引かれて、京風桜餅と草餅を購入。

私のすぐ後に来たご婦人が「桜餅買い占めちゃっていいかしら」と女将さんに言っている。本気らしい。よかった、一足早くて。

スロープを中央から分断していた鉄板の壁が撤去されて、幅広のスロープが戻ってきた。ここを歩ける日まであともう少しだ。 

教授会の前にお八つを食べる。今日の教授会は長丁場になることが予想されるので。

さて今日のお八つは草餅桜餅  たかじ

3月になったので、額の中の俳句を「生きる意味を問うこともなく冬銀河」から「春服や会いたき人に会いに行く」に差し替える。

2時から始まった教授会は7時頃まで続いた。私にとっては1年ぶりの教授会だった。研究休暇中は教授会には出ても出なくてもいいので、もちろん出なかった。本当は本年度最後の今日の教授会も出なくてよかったのだが、最後に今年度で定年退職される先生方の挨拶があるので、それは拝聴しておきたかったのである。ユングハイム先生(選択定年)、竹本友子先生(選択定年)、岩田孝先生(定年)、それぞれに味わい深い挨拶をされた。長い間お世話になりました。どうぞお元気で。

研究室で少しばかり雑用を片付けてから、大学を出る。

夕食は地下鉄の駅の近くにある洋食屋「ブラズリー・ベール」で。

サラダ、人参のスープ。

サーモンと海老のグリル。

食後にコーヒーを注文する。

ここに来るのはたまにだが、「町の洋食屋さん」という雰囲気がいい。

私と同年配(あるいは少しばかり上かもしれない)の3人の男性客が楽しそうに話をしながら食事をしている。その一人が、ちょっと唐突に「妻がガンになっちゃってね」と言ったので、後の二人が「えっ」という顔になった。でも、その男性は相変わらずの快活な口調で、「すい臓がんで余命半年と言われたけれど、もう2年が過ぎて、むしろ俺より元気なんだ」と言ったから、彼らのテーブルは再び活気を取り戻した。

地下鉄の大手町のホームに手袋が片方落ちていた。ときどき見かける切ない風景である。

10時半、帰宅。