8時、起床。
朝食はとらず、昼食を下丸子の「喜楽亭」に食べに行く。ここには月一のペースで来ている。
ぽかぽかの散歩日和。
おっ、暖簾が新しくなっている!
これは以前の暖簾。これでは「営業してます」というアピールが弱いと思う(笑)。
私が注文を言う前にご主人が「チキンカツ定食ですね」と言った。はい、その通りです。
「暖簾を新調してお客さんが増えましたか?」と尋ねると、「とくにそういうことはありませんね。ただ、季節のせいでしょう、この街に最近引っ越してきたらしい若いお客さんが何人かいらっしゃいました」とのこと。私も息子が名古屋の会社に就職したときは、「とりあえず近所に安くてうまい定食屋さんを探すこと」と言っておいたくらいで、食生活が貧困にならないようにすることは一人暮らしをする者が心掛けるべきことである。
食事を終えて、店を出たら、店から出て来た私を見て、「おっ、この店やってるんだ」という顔になった通りすがりの人がいた。暖簾だけの問題ではないようである(笑)。
下丸子の商店街を丸子橋の方へ歩いて、多摩川の土手に出る。堤の桜並木はまだ7分咲きくらいだが、土曜日で、ぽかぽか陽気ということで(明日は天気が崩れるらしい)、たくさんの人が花見に来ていた。
水辺のお花見の風景を目にすると、いつもスーラの「グランド・ジャッド島の日曜日の午後」を思い出す。
青空を背景として見る桜はいい。
桜越しに見る人たちもいい。
しばらく土手にたたずむ。
土手の下の道の人たちの刻々と変化する配置が、植田正治の砂丘の家族写真を彷彿とさせる。
下丸子の駅への道を引き返す。
キャノン本社の敷地の桜が美しい。でも、関係者以外立ち入り禁止です。
まぐろラーメン! まぐろ味噌カツ丼(名古屋風)! そそられるが、今日はもうチキンカツ定食をがっつり食べてしまったから、今度ね。
トタン板の壁にはひかれるものがある。コンポジション(作品)として見ている。
中華料理店「聚楽」の壁の赤い色がいいアクセントになっている。
蒲田に戻り、明日の母の米寿の祝いの準備。
午後も遅くなってから、近所の呑川の桜の様子を見に行く。
日蓮橋から。川面に覆いかぶさるような桜が美しい。まだ7分咲きだが、すでに十分に美しい。
同じ桜を上堰橋(日蓮橋のひとつ上流)から。 写真に撮るにはここからの方が逆光にならなくていいかもしれない。
同じ桜を川沿いの道から。桜のトンネル。
青空を背景にした桜は、やっぱり、いい。
お花見散歩を終えて、帰宅する前にちょっと「phono kafe」に寄る。
最近はあずき茶がお気に入り。
先日のお料理教室でやった春巻きがメニューに登場していたので、さっそく注文。
お料理教室のときより小ぶりですねと大原さんに言ったら、あのときはみなさん具を入れ過ぎでパンパンの春巻きでしたからとのこと(笑)。
さあ、帰るとしよう。
夕食は豚肉のピカタ。昼がチキンカツだったから、ややかぶってる感がある。
デザートは苺。
チキンカツと豚肉のピカタで摂取したカロリーをランニング&ウォーキングで消費したいところだが、左の足首がちょっと痛むので、やめておく。しばらくは食事に気を付けよう。