フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月14日(金) 曇り

2015-08-15 12:01:25 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(炒り卵、パストラミハム、トマト、レタス)、牛乳、紅茶の朝食。

昼食はインスタントの味噌ラーメン。

J信用金庫に行って残高証明書を受け取り、その足で会計事務所へ行って、いましがた取ってきたJ信用金庫とO証券から郵送されてきた残高証明書、それからお寺から郵送されてきた葬儀のときの冥加料の領収書を渡す。ちょうどよいタイミングで司法書士の方が委任状を持っていらしたので署名捺印をする。

会計事務所から帰って、散歩に出る。

東京ステーションギャラリーで開催中の「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」を見物に行く。

東京ステーションギャラリーの年間会員になっておいてよかった。もし年間会員でなかったら今回のような地味なテーマの企画展をはたして観ようと思ったかどうか・・・。「おまかせ」ですべての企画展を観ることにしているので、思わぬ「めっけもの」もするのである。九谷焼の変遷を実物を見ながら辿るというのは実に興味深いことだった。

「古九谷」という言葉は『開運!なんでも鑑定団』で中嶋誠之助がよく口にするので覚えた言葉だが、実物を、それもまとめてたくさん観たのは今回が初めてだった。九谷焼の歴史は江戸初期に金沢藩の片隅で生まれ(誕生の地については諸説があるようだが)、しかし、50年ほどで姿を消した「古九谷」(この名称は後から付けられたもの)を、再現しよう、工夫を加えて継承しようという歴史だった。そこには職人たちの才能や努力だけでなく、藩の財政的問題や、商人(スポンサー)の思惑や、西欧からのまなざしがからみあった、ダイナミックはうねりが形成されていた。実に面白い。

焼き物は純粋な芸術品ではなく、生活の中で使われるものである。美的であると同時に実用的である。そこが焼き物を含めた工芸品の魅力であり、純粋な芸術品よりも値段が安いので、われわれでも購入可能というところもよい。

ギャラリーのショップでは九谷焼の小皿や箸置きが手頃な値段で売られていた。是非、購入したかったが、生憎と財布を忘れてしまった(定期券と年間会員証は持っていたのでここまではこれたのである)。幸い定期券(スイカ)には2500円ほどのチャージがあったので、図録は購入できたが、九谷焼のお土産は買えなかった。

企画展「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」は9月6日(日)まで。また来よう。

いったん帰宅し(野良猫のなつに出迎えられる)、財布を鞄に入れて、再び散歩に出る。

「シャノアール」でアイスココアを飲みながら、図録を眺める。

「シャノアール」の入口に8月下旬で閉店の告知がしてあったので驚いた。けっこうお客さんが入っている印象があったが、新興勢力に押されて苦戦していたのかもしれない。『ルノアール』よりも安価で、『ドトール』などよりもテーブルが広くて、「もの思いカフェ」として重宝していたのだが、残念である。 

夕食はジンギスカン。