7時半、起床。
トースト、ポトフ、サラダ(トマト、レタス)、紫蘇ジュースの朝食。
11時半に蒲田駅でAさんと待ち合わせて、「まやんち」へ行く。
今日は平日だが、Aさんは夏休みをとってやってきた。ところが、数日前に、急に決まった今日の会議に出てくれないかと上司に言われた。理不尽な話である。Aさんが早くから夏休みを申請して今日がその日であることは知っているはずである。「仕事だから」といえば、何でも通ると思っているのだろう。こういう人間はどこにでもいる。すみません、旅行に行くことになっているので、とAさんはとっさに嘘をついた。大学時代の先生とピーチメルバを食べる約束があるのです。今日を逃すと来年の夏まで食べられないのです。そう正直に言うのは控えた。旅行か、じゃあしかたないな、と上司は言った。・・・というわけで、Aさんの写真をブログに載せるのは控えさせていただきます(笑)。
ピーチメルバと紅茶(私はアイスティー、Aさんは東方美人をポットで)。
Aさんは人生初の(そういう人がほとんどだ)、私は今シーズン8個目のピーチメルバ。自己記録を更新した。
今日は花びら状にスライスした桃は10枚ある。いつもは8枚である。そのことを店主のまゆみさんに言ったら、今日の桃はいつもより小ぶりなので、数を多くしたのです。気付かれるとはさすがに「キング・オブ・ピーチメルバ」ですね、と言われた。なんでも今日の時点で、今シーズンの「キング・オブ・ピーチメルバ」は私に決定したのだそうだ(2位以下を大きく引き離して)。すでに表彰状も出来ていますとのこと。どこまで本当なのはわからない。
焼き菓子の盛り合わせを一皿注文して、残った紅茶を飲む(ポットの紅茶はカップに3杯ほど飲めるのである)。
「phono kafe」は1時に予約してある。Aさんは「phono kafe」も初めて。
私はご飯セット(玄米と味噌汁)、Aさんはパンセット(パンとスープ)を注文し、おかずは6種を全部取ってシェアした。
蕪とオクラの梅肉和え(手前)、長芋と蓮根の竜田揚げ(奥)。
南瓜と胡桃のサラダ(手前)、玄米と豆腐のタルト人参ソース掛け(奥)。
ジャガイモ・ガレットのトマト添え。
揚げ茄子と金糸瓜のマリネ。
食事をしているときに見たことのある人が入って来て、私に挨拶をした。おや、院生のTさんだ。一緒にいるのは、お母様とのこと(最初はお友だちかと思った)。私のブログで「phono kafe」のことを知って、今日初めてやってきたのだそうだ。お二人はかき氷を注文されていた。
店を出て、腹ごなしに駅前の商店街を散歩し、東急プラザの屋上でひと休み。風が心地よい。
昨日のブログで、家族の時間、仕事の時間、社交の時間、孤独の時間のバランスが大切と書いたが、Aさんの現在の悩みは仕事の時間が肥大して、孤独の時間が思うように取れないこと。余暇の時間はもちろんあるのだが、それは優先的に家族の時間に配分しなくてはならいないように思われて、でも、それが苦しいらしい。もっと一人の時間が欲しいのですが、それは自分勝手な考え方でしょうか、とAさんは言う。そんなことはないでしょう、自分を大切にできない人は、家族のことも大切にはできませんよ。自分を犠牲にして家族のために尽くす生活は長続きしません。Aさんがこういう問題で悩むのはそもそも実質一日12時間労働という仕事の時間の肥大が原因なのである。「仕事だから」という論理(仕事至上主義)には断固抗わねばならない。そういう土台の部分の問題には手を付けないで、乏しい余暇時間の配分(家族か自分か)に悩み、自分を責めるのは、問題のすり替えである。だから、今日、Aさんが上司に小さな嘘をついて、貴重な「夏休み」の一日を死守したのはとてもいいことである(笑)。
Aさんを改札で見送ってから、会計事務所に書類を受け取りに行く。会計事務所はビルの4階にあるが、周りに高い建物がないため(住宅街にあるビルなのだ)、蒲田の街を広く見渡すことができる。
帰りに「phono kafe」に寄って(会計事務所の向かいにあるのだ)、梅ジュースを飲む。
梅ジュースを飲みながら大原さんとおしゃべりをしていると、常連客のT氏やS氏がやってきて、話しの輪が広がる。
情報通のS氏によると、現時点で蒲田で一番評判のいいトンカツ屋は「檍」(あおき)で、「ムッシュ・ノンノン」閉店後の蒲田の三大ナポリタンは「テラス・ドルチェ」、「すみっこ」、「グッ・ディー」だそうである。へェ、そうなんだ。
夕食はカレーライス。
デザートは葡萄。一房を妻と分ける。