8時半、起床。
トースト、目玉焼き、サラダ、紅茶の朝食。目玉焼きの目玉が白いのは最後にフライパンに水をちょっと差して蓋をして蒸し焼きにするからだが、こうすると黄身が半熟になっておいしくなるかわりに写真写りは悪くなる。人間と同じで、大切なのは外見ではなく黄身なのである。いや、中身なのである。
今日は本格的に雨が降っている。貯水池にもたんと降れ。
午後、傘を差して出かける。
「マンモス」とは骨付き肉のことをいうらしい。で、何の肉なんだ?
街の中華料理店だが、勝手口が通りに面している。
昼食を「いっぺこっぺ」でとる。
上ロースカツカレー(1800円)を注文。普段はロースカツカレー(1000円)だが、梅雨的気分を払拭するために奮発した。
ここはカツカレーの専門店だが、カツにカレーがかかった形では出てこない。それでもロースカツカレーはワンプレーだったが(カツはライスの内にのっていた)、上ロースカツカレーになると分離度はさらに徹底していて、カレーライスと上ロースかつが別々の皿で出てくる。カツの衣をご飯でしんなりさせないためと思われるが、こうなうと、カツカレーを注文したというよりも、カレーライスとロースカツの二品を注文したようなものである。もしも、「上ロースカツカレーのカレー抜き」を注文したら、カツライスになって出て来るのだろうか? それとも「お客さん、ふざけないでください。カツライスなら隣の「檍」で食べて下さい」と言われるだろうか。後者のような気がする。
カツは基本的に塩で食べる。以前は岩塩は二種類あったが、今日は一種類しか置いてなかった気がする。
久しぶりで、肉をガッツリ食べた。
トンカツの後のコーヒーは欠かせない。アロマスクウエアーの向かいの「スクエアズ・カフェ」に入る。
マイルドブレンドを注文。
店内のテレビに都議会中継が流れていた。
さて、ガッツリ食べたので、久しぶりのジムへ行こう。
昭和のムード漂う一角。
「生まれ変わったサンドイッチ」か。「もう一度生まれ変わってもサンドイッチになりたい!}とな。
テナント募集中か。前はどんな店だったんだろう?「さとりですがなにか」
雨のせいか、ジムは人が少なかった。筋トレを2セットとクロストレーナーを30分(400キロカロリーを消費)。
ジムの後は「テラスドルチェ」でアイスコーヒー。
夕食は鶏肉とオクラとアスパラの炒め物。
とろろ芋。
茹でトウモロコシ。
味噌汁の具はアサリ。
『ラブ・ソング』の最終回をリアルタイムで観る。そういう終わり方ですか。妻曰く、「中途半端な終わり方ね。もやもやする」。最終回の展開が早かったのは本来、11回くらいの予定が視聴率の低迷で10回に短縮されたせいだろうが、終わり方が中途半端なのは、福山雅治演じる主人公の中年男の生き方を反映しているのではないかと思う。「なにかっこつけてんだ、おまえ」と私は言ってやりたかった。さくらの居場所がわかって、彼女の勤務先の自動車整備工場に行ったときのことだ。さくらは折悪しく夏休みをとっていて不在だった。「住所とか、電話番号とか教えていただけませんか」と彼は工場のオーナーに尋ねる。「それはちょっと」とオーナーは答える。個人情報だから。「ですよね・・・」と言って引き上げる主人公。「なにかっこつけてんだ、おまえ」と私は思った。事情を説明し、頭を何度も下げてお願いししろよ。遠路はるばる会いにきたんだろ。彼女のことが好きなんだろ。「ですよね・・・」はないだろう。一人の女を一途に好きになるというのは分別をわきまえた中年男には難しいのかもしれない。そう彼に同情する一方で、しかし、彼は若いときからそうだったのでないかとも思うのである。無様なほどに一途な空一とはそこが対照的である。きっと空一は中年になっても一途であろう。